
Aloha! Plan ZのYuriko Galuraです。
ハワイでは急激なインフレによってあらゆる商品が値上げしています。
実際、スーパーマーケットへ行き、多くの食品が軒並み値上がりしたという実感があります 。
10年以上在住の私でも、例えばアラモアナセンターのフードコートのプレートランチの値段などを見ては、眼球が飛び出るくらいの衝撃を受けるこの頃です。毎年少しずつ値上げはしていたものの、今のような急激な値上げは初めてです。
そして、ハワイでは10月1日から最低時給が10.10ドルから12ドルに値上げとなりました。
これは実に4年ぶりの値上げとなります。今後、予定では最低賃金が2024年に14ドルに、2026年には16ドルに、そして2028年には18ドルと段階的に引き上がる予定となっています。
物価の上昇が最低賃金の上昇に大きく影響しており、米労働省の発表によると、 ハワイ州ホノルル地域の2022年3月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月に比べ7.5%上昇し、特にエネルギー(32.6%)や食料品(9.5%)の伸びが家計にダメージを与えています。
今月になってガソリン価格は気持ち下がりましたが、プレートランチや生鮮食品などの価格は今後値下がることはあるのか?とドキドキしています。
ハワイの人たちにとってもちろん賃金の値上げは嬉しいことですが、その反面、人件費がコストアップとなり物の値段に反映され、ハワイ旅行へ行く日本人にとってはますます物価が高くなってしまうという懸念もありますよね。
特にここ最近の急激な円安とあればなおさらです。
せっかくのハワイ旅行なのだから、あまりケチケチしたくはないものの、上手に節約できたらベストですよね。今月はワイキキやアラモアナ近辺でちょっぴりお得な情報を集めてみました。
意外な穴場はターゲットやウォルマートなどのディスカウント小売りチェーン

ハワイでは、セーフウェイ(Safeway)やホールフーズマーケット(Whole Foods Market)という全米チェーン系スーパーマーケットや、タイムズ(Times)やフードランド(Foodland)などハワイ地元系スーパーマーケット、そしてドン・キホーテ(Don Quijote)やマルカイ(Marukai)など日系スーパーなど、様々なスーパーマーケットがあります。
生鮮食品の他にハワイ土産も購入可能で、旅行者も利用することがあるでしょう。
長期滞在者やキチネット付きのバケーションレンタルに滞在する場合は、利用頻度も高いと思います。
冒頭に述べた通り、どのスーパーも値上がりしています。
そんな中で、穴場はウォルマート(Walmart)やターゲット(Target)などのディスカウント系スーパー。最近は、野菜や果物、食料品もかなり充実していて、値段もお手頃です。場所もアラモアナセンター内や近くなのでアクセスしやすいです。

例えば、約1.5リットルのオレンジジュースが某スーパーで6ドル近くするものが、同ブランドでターゲットだとセール価格でしたが3.5ドルで買えました。
スナック菓子やジュース、乳製品なども全般的に安めの設定で、食料品売り場には観光客だけではなくローカルも足を運んでいます。
アメリカは、同じ商品でもお店によって販売価格が全く違う文化なので、下手をする20パーセントも30パーセントも違うということがあるんです。
一箇所のスーパーでも物によって高い物・安い物があるので、ディスカウント価格を狙ってスーパーのはしごはさすがにしんどいでしょうが、日系の商品狙いだったらドン・キホーテ、アメリカ系のスナック菓子やジュースなどはウォルマートやターゲットなど、カテゴリーで狙い撃ちするのはアリだと思います。
私の意識では、一番お得感を感じられるのはやはりコスコ(Costco)。
量が多いので長期滞在者向けですが、クッキーやマカデミアナッツなどのお土産品も購入可能です。日本の会員証でも入れます。
ただし、使えるクレジットカードはVISAしか使用できないので、現金などを持っていくことをおすすめします。
ワイキキで海の目の前で夕日を見ながらリーズナブルにお食事できるのはココ!

ワイキキの東端にあるカピオラニ公園。ホノルル動物園の近くです。
公園の中にベアフット・ビーチカフェ(Barefoot Beach Cafe)というオーシャンビューのカフェがあります。キッチンに自分でオーダーをしに行くので、ウェイターもおらず気軽に入れ、ブレックファーストからディナーまで営業しています。
ここはパブリックス(Publics)というローカル向きのサーフスポットの目の前で、サンセットも綺麗に見ることができます。
さらに17時半からはこのカフェでライブミュージックも!アルコール提供はありませんが、メニューもプレートランチで$13から、サーロインステーキプレートも$15とワイキキにしてはリーズナブル
ビーガンメニューやインスタ映えする丸ごとパイナップルスムージーなどもあり幅広いバリエーションも嬉しいです。
最近は、本土からのお客で連日18時くらいからかなり賑わっています。
混んでいてテーブルが見つからない場合も、カフェは公園の中にあるので、タオルや敷物があれば芝生に敷いたり、備え付けのピクニックテーブルで食事を楽しめます。
最近のハワイの状況

最近は、ワイキキでブロックパーティーが開催され多くの人たちで盛り上がるなど、ノーマルな生活を楽しめるようになってきたハワイ。インフレはきついですが、ハワイは観光業に頼っているのも事実。
大好きなハワイが将来に渡って大好きなハワイであり続けるためにも、使うところと引き締めるところをバランスよく分散して、ハワイをサポートしながら楽しみたいものです。
このコラムでは引き続きハワイの最新情報をお伝えしていきます。
Yuriko Galura (ガルラ百合子)
東京出身ホノルル在住。2008年ロサンゼルスのファッションスクールでファッションマネージメントを専攻し、2010年にハワイへ移住。2011年メードインハワイのファッション&アート産業をサポートしたいという思いから、ハワイ在住デザイナー&アーティストのためのマネージメント会社をハワイで設立。ハワイ在住を生かした独自のネットワークとコネクションを使って日々精力的に活動中。