
Aloha! Plan ZのYuriko Galuraです。
ハワイでは最近の過去7日間の1日当たりの新型コロナウィルス感染者平均が200人以下となり、オミクロン株がやっと落ち着きました。
米国全体でも感染者数が落ち着いたことで、本土やカナダからのハワイ渡航者が増えています。ワイキキでは、人気の飲食店は長蛇の列ができるなど賑わいを見せています!
1月2月と立て続けに急用でロサンゼルスに行ってきたのですが、飛行機は行きも帰りもバケーションと思われる人でほぼ満席状態でした。
用心深い私は、ダブルマスクやN95マスク着用、席周りをウェットティッシュで消毒、食事や飲み物を時間差で摂るなど工夫して過ごしました。
ちなみにルールを遵守する日本人と違い、米国では飛行中のマスク着用に関するトラブルや事件が相次いでおり、機内ではマスク着用義務に関して、義務違反者には飛行機に将来搭乗できない可能性があるなど厳しいアナウンスがされていました。
また飛行中、客室乗務員さんにマスクに関して注意される人の姿もちらほら。
さて、3月には新型コロナウィルス感染予防対策のための様々なプログラムが終了を迎えることとなり、いよいよハワイでは新型コロナウィルスと共に生きニューノーマルが始まります!
入店時のワクチン証明や陰性証明書の提示が不要に
すでに3月5日で終了したのがオアフ島のセーフ・アクセス・プログラム(Safe Access Program)です。
この規制プログラムは、レストラン、バー、ジムなどの施設に入る際、ワクチン接種証明書もしくは72時間前までの事前テスト陰性証明書を見せなくてはならないというものでした。
セーフ・アクセス・プログラムが終了となったことで、コロナ前と同じように証明書なしでレストランなどに入店できるようになりました。ちなみに、隣島はオアフ島に先駆けてすでに郡レベルのコロナウィルス対策措置を終了しています。
セーフ・トラベル・プログラムが3月25日に終了
また3月25日には、ハワイ州のセーフ・トラベル・プログラム(Safe Travel Program)が終了となる予定です。
これにより、26日からアメリカ本土や準州からハワイに渡航する際に、セーフ・トラベル・プログラムの登録、およびワクチン接種証明書もしくは事前検査テスト陰性証明書の提示が不要となります。
ただし、国際線はアメリカ連邦政府のルールが提供されるため、日本から直行便でハワイに到着する渡航者は、米国入国のための手続き(詳しくはこちら)であるワクチン接種証明書並びに1日以内の陰性証明書の提示は継続されます。
ハワイのワクチン接種率と屋内マスク着用義務緩和

ハワイでは現在76.6%の人たちが2回の接種を完了しており、アメリカ本土の接種率の中でも上位になっています。ちなみにオアフ島だけでは2回のワクチン接種完了率は80%に達しています。
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、飛行機、電車などの公共交通機関では引き続きマスク着用義務が適用されているものの、米国全人口の90%がマスク着用しなくても安全に生活ができると発表しています。
ハワイ州は屋内のマスク着用義務の緩和に関しては慎重な姿勢を見せていましたが、3月7日、ハワイ州知事が会見にて屋内のマスク義務を3月25日で終了すると発表しました。ただし、公立学校、刑務所、市バス、空港では継続してマスク着用になる予定です。
また民間企業に関しても、もしマスク着用を継続したい場合は、それぞれでルールを決めることができるようになるそうなので、3月26日以降も念のためマスク携帯をするのがベターでしょう。
日本の水際措置も変更へ

日本政府も、ハワイ州から日本への帰国並びに入国の水際対策に関して、3月1日より緩和することを発表しました。
具体的には、検疫所が確保する宿泊施設で入国後3日間待機を求める指定国・地域に含まれていた米国全土(ハワイ州を含む)が3月1日午前0時より指定解除となりました。
そして、ハワイ州から帰国・入国する方で、ワクチンを3回接種していることが確認できる証明書を保持している場合は、入国後の自宅待機がなくなりました。
ワクチンを3回接種していない方は、原則7日間の自宅待機が求められますが、入国後3日以降に自主検査を受け、陰性の結果を厚生労働省(入国健康確認センター)に届け出て確認が完了した場合は、その後の自宅待機が求められなくなりました。
外国人新規入国や1日の入国総数に関しては制限がかかっているものの、この水際措置緩和によって日本人のハワイ渡航も少しずつ回復していくことが期待されています。
また、日本帰国・入国の際には、検疫所へ「出国前72時間以内の検査証明書」の提示が継続して必須となっていますが、これまで「鼻咽頭ぬぐい液」、「唾液」及び「鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合検体」のみが有効な検体として認められていましたが、3月9日午前0時(日本時間)日本到着以降は、「鼻腔ぬぐい液」についても有効な検体に追加されることになりました。
ハワイでも日本でも3月は規制緩和が行われ、いよいよハワイ旅行をプラニンニングできる体制が整いつつあります。ハ
ワイのロコ達も日本旅行を心待ちにしているので、日本政府の新規外国人の観光目的での入国の緩和も待ち遠しいところです。
このコラムでは引き続きハワイから最新の情報をお届けしていきます。
Yuriko Galura (ガルラ百合子)
東京出身ホノルル在住。2008年ロサンゼルスのファッションスクールでファッションマネージメントを専攻し、2010年にハワイへ移住。2011年メードインハワイのファッション&アート産業をサポートしたいという思いから、ハワイ在住デザイナー&アーティストのためのマネージメント会社をハワイで設立。ハワイ在住を生かした独自のネットワークとコネクションを使って日々精力的に活動中。