【Information from Hawaii】新型コロナウィルスのハワイ最新状況とワクチンパスポートの導入
- 2021/09/10

ALOHA! Plan ZのYuriko Galuraです!

ズバリ、ハワイは感染者数が落ち着く状況がまだ見えてきません。

日々の感染者数は、過去の状況と比べるとこの一ヶ月は格段に高い数字を出し続けており、現在の感染者数のほぼ全てがデルタ株に置き換わっています。

9月2日にはなんと1日で1060人もの感染者数が発表され、地元民もざわつきました。

7月下旬から感染者数が急激に増え始めたハワイは、現在も1週間の平均感染者数が500人を超えている状況です。

ハワイ島やマウイ島では100人を超える日が出始め、今までウィルスをコントロールして日々数人の感染者数しか出してこなかったカウアイ島でさえも、30人以上の感染者が出る日があります。

ロックダウンで過ごした2020年とは比較にならないほど感染者が増えてしまったハワイ。

いつになったら希望の光が見えるのか、またロックダウンになったりはしないか?

不安な日々が続いているハワイの今と、地元のニュースやコミュニティーで話題となっているトピックスをお伝えします。

 

新たな変異株ミューと、ワクチン接種の状況

新たな変異株であるミュー株は、今のところ検出されていないとハワイ州保険省は言っていますが、グローバル・ヘルス・イニシアティブ(The Global Health Intiative)というウェブサイトではハワイ州で39人のミュー株感染者が見つかったと報告しており、今後のニュースに注目です。

ハワイの病院は逼迫し、緊急以外の手術を延期する病院や、救急患者を受け入れることのできない病院も出てきています。

ワクチンの接種率も伸び悩み、接種完了者は州人口の約64%とスローペースが続いています。

アメリカ全土の平均に比べれば進んでいる方ですが、リソースが少ない島だからこそ、目標の7割を目指したいところです。

ワクチン反対の人たちの活動も活発に行われており、ハワイ州副知事で医師でもあるジョシュ・グリーン氏の自宅前やオアフ島西海岸のクリニックで抗議活動を行い、暴力沙汰などにもなっています。

先日は、ワイキキでも大規模な抗議活動がありニュースで話題になっていました。

 

全米で話題となったハワイ州知事の「今はハワイに来る時ではない」発言

ハワイの病院が逼迫していることを考慮し、ハワイ州知事が先月下旬に行われた定例会見の中で「今は観光客がハワイに来る良いタイミングではないし、ハワイ居住者も必要な渡航以外は控えてほしい」と発言しました。

具体的には、10月末まではハワイ州民に渡航を避けること、また州外からの旅行者にもハワイ旅行を延期してほしいということなのですが、この発言は本土のニュースでも大きく取り上げられ、アメリカ本土からハワイに来る旅行をキャンセルする人が多数出ています。

私の姉たちも本土からハワイへ来ることを予定していましたが、共にキャンセルすると連絡がありました。

ワイキキに行けば、まだアメリカ本土からの観光客で賑わってはいますが、今後さらに観光客が減っていくことが予想されます。経済と安全管理のバランスは本当に難しいですね。

 

オアフ島でワクチンパスポートがいよいよ今月中旬からスタート!

この一ヶ月の大きな話題の一つといえばやはりワクチンパスポートの導入でしょう。

ホノルル市長は、8月30日に娯楽施設やレクリエーション施設、レストランやバー、屋内のスポーツジムやフィットネスクラブといった特定の事業に対し、一部の例外を除き、従業員と来客に対して米国で接種したワクチンカード等の提示を求める緊急行政命令を出しました。

ワクチンパスポートは9月13日よりスタートします。

この新しいルールは、「セーフ・アクセス・オアフ(Safe Access Oahu)と名付けられ、入店者にはアメリカの疾病対策予防センター(CDC)が発行しているワクチンカードの提示、もしくは入店する48時間以内に受けた新型コロナウィルス検査の陰性証明書の提示が求められます。

ただし、12歳以下ならびに15分以内の店内滞在の場合はこの限りではありません。

ロックダウンを回避するために、安全で適切な方法をとることからこのルールがスタートすることになりました。

このセーフ・アクセス・オアフは、試験的に60日間行われます。また、同行政命令にて、レストランなどでのアルコール提供が22時までとルール付けられました。

60日経過しても感染者数の改善が見られない場合は、ワクチンの義務化などを検討するという姿勢もホノルル市長は見せています。

現在ハワイの病院では440人以上の新型コロナウィルス入院患者がおり、約90%がワクチン未接種の患者になっています。

500人を超えるとロックダウンを検討しなければならないという意見も州から出ており、この一ヶ月が勝負になりそうです。

 

アメリカ以外で受けたワクチンの証明書もワクチンパスポートとして通用するか?

「セーフ・アクセス・オアフ」で日本人が気になることといえば、やはり海外ワクチン接種証明書の承認でしょう。

ハワイ州は現在「セーフ・トラベル・プログラム」によってハワイに渡航する日本人観光客の陰性証明書(検査証明書)による10日間の隔離免除を行っています。

そのため、現在日本を含め海外で受けたワクチンの接種証明についてもワクチンパスポートとして承認するかについては、現在検討中です。

一時は承認がされるのでは?という見通しもあったのですが、ハワイ州「セーフ・トラベルズ・プログラム」との調整が必要となるため、一旦延期することになりました。新しい発表が待ち遠しいところですよね!

このコラムでは引き続きハワイの最新情報をお伝えしていきます。

 

Yuriko Galura (ガルラ百合子)
東京出身ホノルル在住。2008年ロサンゼルスのファッションスクールでファッションマネージメントを専攻し、2010年にハワイへ移住。2011年メードインハワイのファッション&アート産業をサポートしたいという思いから、ハワイ在住デザイナー&アーティストのためのマネージメント会社をハワイで設立。ハワイ在住を生かした独自のネットワークとコネクションを使って日々精力的に活動中。

WEBサイト: http://planzhawaii.com/
instagram: @yurikogal