
Aloha! Plan ZのYuriko Galuraです。
日本政府が大型連休明けの2023年5月8日から、新型コロナウィルスの感染症法上の位置付けを季節性インフルエンザと同等の5類へ引き下げます。
これにより、水際対策の措置がなくなり、帰国時に求められていたワクチン接種証明書などの提示が不要になるとの最新情報がハワイ州観光局より入ってきました!
ついに、海外からの日本帰国時の検疫措置がコロナ前に戻る見通しとなりました。
これは日本人だけではなく、日本に行きたい世界中の人たちも待ち望んでいたことでしょう。フライト状況の最新情報としては、4月30日よりハワイアン航空の福岡-ホノルル線の運行再開が予定されており、日本の各航空会社も海外旅行増加に向けた運行計画が進んでいます。

一方、米国入国要件の状況はどうでしょうか。現在、外国人がアメリカに入国する際にワクチン接種証明書の提示が求められていますが、バイデン政権は2020年以降続けてきた新型コロナウィルスを巡る非常事態宣言について、感染状況が落ち着いてきたことから、5月11日に解除することを明らかにしています。
それに伴い、ワクチン接種証明書提示も同時に撤廃されるのではないかと期待されています。
非常事態宣言解除に合わせて撤廃される場合は、政府公約に沿って今月中には発表されるでしょうから、アメリカの動向に要注目です。
日本の航空会社、マスク着用ルールも撤廃へ

日本航空(JAL)や全日空(ANA)を始めとする国内航空会社19社が加盟する定期航空協会が3月13日より、政府方針を踏まえ「航空機内及び空港内における旅客、航空会社従業員のマスク着用については個人の判断に委ねる」という方針を示しました。
欧米などの海外の航空会社ではすでにマスク着用ルールが撤廃されており、旅客も従業員も個人の判断に委ねられていますが、日本の航空会社もマスク着用ルールが事実上撤廃されることになります。
ちなみに、米国本土-ハワイ間の航空機は旅行ブームがすでに起きているため満席の状態が多く、個人的には機内で飲食時以外はなるべくマスクを着用するようにしていますが、周りを見渡すとマスクをしている人は少数派です。
飛行機内での長時間のマスク着用は正直しんどいものです。個人に委ねられることで使用と不使用を使い分けられるので嬉しいですね。
最近のハワイのコロナ感染状況

さて、最近のハワイのコロナ感染状況はどのようになっているのでしょうか。
ハワイでは週に一度新型コロナウィルス感染者の新規感染者数と死亡数を発表していますが、3月1日に発表された報告数は、過去1週間の新規感染者数はハワイ全体で998人で死亡者は12人でした。
一番感染が多い島は、人口が最も多いオアフ島の685人。続いてハワイ島が130人、マウイ島86人、カウアイ島54人、モロカイ島6人、ラナイ島2人、そしてハワイ州以外で感染がわかったハワイ居住者が35人となっています。
今年1月の時点で、1週間の感染者数が1000人台を推移していたのと比べると、2月は1週間の感染者数が600人から700人台の週もあり、減少傾向となっています。しかしながら、私の友人や知り合いの間で家族がコロナにかかったというケースを今でも聞くことがりますので、気をつけて過ごしたいところです。
E Komo Mai, ハワイが日本人を待っています!

2020年からスタートし、ハワイの写真と自由な文章で30回以上お届けしてきた本コラムですが、今回が最終回となります。このコラムを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。少しでもお役に立てていたら光栄です。
すでに、日本人観光客は回復傾向であり、ワイキキでは最高の笑顔で滞在を楽しまれている日本人観光客の方々を目にする機会が以前よりもぐっと増えました。そして、5月8日以降は海外旅行や国際交流の本格的な再開が期待されています。
美しい大自然やハワイアンカルチャーを体験しに、ぜひハワイへお越しください!ハワイの多くのビジネスや日本を愛するローカルたちは、日本人観光客が戻ってくることを楽しみに待ち続けています。

さて、最後の一枚は、今月上旬の朝ウォーキング中に撮影できた綺麗な虹です。ハワイには、「No Rain, No Rainbow(雨が降らなければ、虹は出ない)」ということわざがあります。
これは、「困難なことが起きた後には、必ず良い事が訪れる」という意味を持っています。
パンデミックは、私たちにとって多くの困難と苦しみを与えましたが、近い将来皆さまに幸せな出来事が起きることを心から願っています。
では!またどこかで、A Hui Hou!
Yuriko Galura (ガルラ百合子)
東京出身ホノルル在住。2008年ロサンゼルスのファッションスクールでファッションマネージメントを専攻し、2010年にハワイへ移住。2011年メードインハワイのファッション&アート産業をサポートしたいという思いから、ハワイ在住デザイナー&アーティストのためのマネージメント会社をハワイで設立。ハワイ在住を生かした独自のネットワークとコネクションを使って日々精力的に活動中。