【Information from Hawaii】ローカルビジネス直撃インタビューVol.2/GREENROOM Gallery Hawaii
- 2021/01/30

GREENROOM Gallery Hawaii CEO 大谷 洋平さん

ALOHA! Plan ZのYuriko Galuraです。

ハワイはいよいよ75歳以上のワクチン接種がスタートしました!地元ニュースでも、ワクチン接種が広がってくれば、アメリカ本土からの来訪者を対象とする隔離や事前検査プログラムを免除する可能性などの報道もあり、ポジティブなニュースが広がってきている状況です。

気になる最近の新規感染者数ですが、1月7日に322人という9月初旬以来の300人台をを叩き出し大きなニュースとなりましたが、その後徐々に減っていき、現在は日々の新規感染者数は50ー100人台をキープしています。

少しずつトンネルの先が見えてきつつありながらも、まだまだ厳しい経済状況は続いています。ここ数年のインテリアブームで、人気となったハワイのアートギャラリー業界はどのような状況なのでしょうか。

コロナ・パンデミックの前にはクイーンカピオラニ店、アラモアナセンター店、インターナショナルマーケット店と3店舗を構え、2020年は10周年という記念すべき年であり、様々なイベントを予定していたところ、3月のパンデミック宣言からのロックダウンにより全店舗を一時クローズすることに。

「3月末にお店を閉じてからは模索の日々でした」と大谷氏。

政府の要請でエッセンシャルではないギャラリーは休業を余儀なくされるも、家賃の支払いはしなければならない。少しの政府のサポートは受けても一部のサポートは条件を満たせず受けることができなかったそう。

苦渋の決断はパンデミックから2ヶ月後の5月に下すことに。

アラモアナセンター店とインターナショナルマーケット店を完全撤退させ、一人のフルタイムスタッフを残し全員を解雇する決断を下したのです。

「一番辛かったのはスタッフに解雇の通知をすることでした」

小さな1店舗から始め徐々に店舗数を広げていき、10年という長い期間をかけてスタッフ達と頑張って築き上げたグリーンルームギャラリーハワイブランドが、今までに経験したことのないパンデミックによって短期間で店舗閉鎖を決断するのは、CEOにとって断腸の思いだったと思います。

しかし、大谷氏はクイーンカピオラニ店を軸にクリエイティブな方法で生き残りをかけた戦いを続けました。

「ホテルはクローズしていましたが、6月の上旬にホテル内のレストランとカフェが再開し、そのタイミングでお店を再開することにしました」

店舗はカフェと距離があったため 、カフェの隣のエリアに週4日ポップアップストアという形でテーブルなどの什器を出し、アートの展示販売スタート。

「今までアートを割引したことはなかったのですが、今回初めて割引をしました。また、日本人に人気のアーティスト、ヘザー・ブラウンも割引をOKしてくれて、オンラインショップの売り上げが伸びて助かりましたね」

オンラインショップも様々なプロモーションなどを行って売り上げが伸び、ポップアップをしない日は、オンラインショップで売れた商品の配送作業に追われる日々。

こうして秋までしのいできたものの、夏の2度目のロックダウンや観光再開予定日が何度も延長され、ついに大谷氏はクラウドファンディングを行うことを決意。

「先が長そうだったので10月下旬から日本人向けでクラウドファンディングをスタートしました。アーティスト達に協力を得てサイン入りの商品を出してもらったり、ヘザー・ブラウンも当時描きかけだった原画をクラウドファンディング用の商品として提供してくれました。アーティストへの支援も込めてのクラウドファンディングだったのですが、アーティストの中には、商品を無償提供オファーしてくれる人もいて…、ありがたかったですね」

ヘザー・ブラウン氏の原画は、複製品であるプリント商品なども行うアートの大元の原画だったそうで、バリューは100 – 150万円はくだらないシロモノ。

それをクラウドファンディングでは65万円で出し、すぐに売れてしまったそう。

「1ヶ月ちょっとの期間で日本人169名の方々にご支援をいただき、ゴールの200万円を上回る259万
円の資金を得ることができました。本当に感謝しています」

支援と一緒に届く温かいメッセージも大変励みになったそう。グリーンルームギャラリーハワイで購買歴のある方や顧客の方たちが多く、本当に多くのファンに支えられていることを実感した大谷氏。

ホテルが12月1日から再オープンし、グリーンルームギャラリーハワイも翌日ポップアップから通常店舗営業へ。

ホテルの稼働率も低く、イベントもできないという苦しい状況が続く中で、法人のお客への提案や、ハワイ在住の方へのカスタムアートのオーダー受注、またホテル内のレストラン、DECKにアーティストに壁画を描いてもらったりと、クリエイティブにビジネスを創出しています。

「観光が回復するまではまだ時間がかかりそうですし、ハワイに来たくても来られない人が多いと思うので、ハワイのアートを部屋に飾ることで少しでも気持ちが明るくなってもらいたいと願っています」

苦しいパンデミック中の生活も、ハワイの自然や海に癒されたという大谷氏。ハワイに住んでいてよかったと生の実感を素直に聞かせてくれました。

ハワイのアートに興味のある方、グリーンルームギャラリーハワイを応援したい方は、是非ハワイのグリーンルームギャラリーのウェブサイトをチェックしてみてください 。

また、インスタグラムでは商品情報だけではなく、ハワイの景色やスタイリッシュなインテリアコーディネートも見ることができるのでオススメです!

引き続き、定期的にハワイのビジネスオーナー達から生の声をお届けしていきます。

【グリーンルームギャラリーハワイの情報】
2010年にワイキキにオープンしたGREENROOMが手掛ける”ビーチカルチャー&サーフカルチャー”をルーツに持つアートギャラリー。

『SAVE A BEACH 』世界で急速に減少しているビーチを守りたい。そんな思いをコンセプトに”グリーンルームハワイ”のアートアイテムを通じて多くの人に海のすばらしさ、大切さを知ってもらいたい。海好きな人、ビーチ好きな人、サーフィン好きな人、ハワイ好きな人、アート好きな人、音楽好きな人へ海やビーチのLifestyleとCultureを伝え、子供達に大切なビーチを残していきたい。

GREENROOM Surf Art Gallery Diamond Head
Queen Kapiolani Hotel内
150 Kapahulu Ave, Honolulu, HI 96815

TEL: 808-924-4400

ウェブサイト(日本語) https://www.greenroomhawaii.jp
Instagram https://www.instagram.com/greenroomhawaii/
Facebook https://www.facebook.com/greenroomhawaiiwaikiki/

 

Yuriko Galura (ガルラ百合子)
東京出身ホノルル在住。2008年ロサンゼルスのファッションスクールでファッションマネージメントを専攻し、2010年にハワイへ移住。2011年メードインハワイのファッション&アート産業をサポートしたいという思いから、ハワイ在住デザイナー&アーティストのためのマネージメント会社をハワイで設立。ハワイ在住を生かした独自のネットワークとコネクションを使って日々精力的に活動中。

WEBサイト: http://planzhawaii.com/
instagram: @yurikogal