【Information from Hawaii】ローカルビジネス直撃インタビューVol.1/Pualani Hawaii Beachwear
- 2021/01/10

Pualani Hawaii Beachwear ストアオーナー カズサ・フラナガンさん

ALOHA!

Plan ZのYuriko Galuraです。2021年素敵な一年となりますように!

さて、ハワイでは12月から医療従事者や、警察官や救急隊など最前線に立って働くフロントライナーたちへのワクチン接種がスタートしました。

米FDA(食品医薬品局)の緊急使用許可の為、現在ワクチン接種は強制ではなく任意での接種となっており、どの程度の人々が接種するかが注目されています。

ハワイでは高齢者や健康上問題のあるハイリスクグループ以外の健康的な一般人たちがワクチン接種を受けられる時期について、現時点では今年の夏ごろと予定されており、まだまだ収束には時間がかかりそうです。

パンデミックから10ヶ月が経とうという中で、地元のビジネスはどのように生き抜いているのでしょうか?シリーズで様々なビジネスの人たちにお話を伺っていき、ハワイ現地ビジネスの生の声はもちろん、苦境の中を生き抜くアイディアやヒントを探っていきます。

 

第一回目は、20年以上の歴史を持つ老舗人気ビキニブランド、 Pualani Hawaii(プアラニ・ハワイ)の本店であり、ダイアモンドヘッドエリアの人気通り、 モンサラット・アベニューにあるPualani Hawaii Beachwear(プアラニ・ハワイ・ビーチウェア)のオーナー、カズサ・フラナガンさんです。

カズサさんのショップは、ハワイ州が出した2度の外出禁止令によって強制的に閉めざるをえなかった時期を除き、営業時間を変更しながらも営業を続けています。

観光の中心地となるワイキキなどでは未だに再開できないショップが多数ある中で、カズサさんは様々な試行錯誤を続けてこられています。

「レストラン、小売店がとにかく大打撃を受けました。人間は食べないと生きていけないけれど、買い物は『買わなくても死なない』から買い控えがありました。ハワイは海で囲まれているので水着はまだポテンシャルがあったと思うのですが、島の中でビジネスを回していくのには限界がありましたね」

率直にパンデミックの状況を語ってくれたカズサさん。観光に依存している島のため、島の中だけでのサポートでは限界があると頭を切り替え、日本にいるリピーターの客層へ向けたマーケティングを行うことを決意。

通常だとお店に来店しないと買うことのできないセール品をメインに叩き売りを行い、ソーシャルメディアやYouTubeを使ったテレビショッピングスタイルの動画を導入して売り上げを立てる日々が続きました。

「ハワイで20年続けているビキニブランドなので、ファンはいる。日本人のリピーターのお客様に訴求するような動画作りを行っていましたが、新規のお客様が増えたのは意外でした」

新規のお客には細かい体のサイズ寸法とボディーラインのわかる写真を送ってもらい、後はカズサさんの経験値で、サイズは99.8%ぴったりだったそう!

「お客様へは『医者だと思ってください』と言って、写真を送ってもらっています」とパワフルに語るカズサさん。

テレビショッピングだけではなく、少しでも日本のハワイ好きの人たちにハワイを感じてもらおうと、毎週同じ曜日にサンセット動画をYouTubeやFacebookで配信。

また『プアラニ・マーケット』『プアラニ・ショールーム』『プアラニ・インタビュー』というYouTubeチャンネルを創設してハワイからの発信を定期的に続けています。

オンラインストアや動画を通じて売れていく商品も、同じお客様が何度も買うことがあるため、セール期間が終わるまで買い上げ品を随時キープしておき、まとめてお客様へ発送したり、送料一律いくらというわかりやすい設定にし、とにかくフレキシブルな対応を心掛けたというカズサさん。お客様の喜ぶツボを押さえたカスタマーサービスを行っていました。

「待っている時代は終わったのだと気づきました」

コロナ・パンデミック以前は、そこまでオンラインに力を入れてこなかったというカズサさん。

しかし観光がストップして状況は一変。人一倍行動力のあるカズサさんの努力の賜物の結果、生き残ることができていると言っても過言ではないでしょう。

事実、ダイアモンドヘッドの麓にあるお洒落なモンサラット通りには、食だけではなくここ数年洗練されたブティックなどが立ち並ぶようになり、注目のエリアとしてガイドブックの常連に。

しかし、パンデミックによって生き残ったリテール ショップは、なんとプアラニ・ハワイ・ビーチウェアのみ。

「まだコロナは終わっていないから、結果が出ていない。『こうでした』とは言えないです。正直私自身が『水着をオンラインで売るなんて』と思っていたけれど、それは間違いで、できるんだということがわかったことは救いでしたね」

パンデミックを通じて新しい価値観が生まれ、チャレンジを続けるプアラニ・ハワイ・ビーチウェア。新しいビジネススタイルを確立していかないといけないと、冷静に分析されていました。

「お店は、クローズしていられないです。『ここに来たい』という人がいらっしゃるから。やっと一人、お店に来る予定という連絡をお客様から頂いているところです」

と、嬉しそうな顔をされるカズサさん。ビキニというアイテムだからこそ、販売員との信頼関係は人一倍大事な要素。

カズサさんのカリスマティックなリーダー的存在は、お客に安心感を与えてくれ、お店がまるで一つのコミュニティーのような存在となっています。

それと同時にお店とお客様の存在がカズサさんにとっても元気の源となっていて、まさに人という漢字が『ヒト』と『ヒト』とで支えあってできているのを体現しているかのようなのです。

そして自分のビジネスだけにとらわれず、ハワイと日本が行き来できなくなってしまったことで、アロハを日本へ届けたいという気持ちから実現した『Aloha from Hawaii – ハワイから愛を込めて』プロジェクトの実行委員も務めたカズサさん。

『Aloha from Hawaii – ハワイから愛を込めて』は、ハワイ在住または出身者であるシンガー、フラダンサー、そして伴奏はあの、ジェイク・シマブクロ氏のウクレレソロ演奏という、総勢37名による素敵なミュージックビデオです。

曲はジェイク・シマブクロ氏の代表作『フラガール・虹を』に、ハワイの代表曲である『アロハ・オエ』を合体させ、ロックダウン中に個人個人で練習をしてレコーディングを行い、それぞれの日本を思う心が一つになるように、全員の動画を一つにまとめた心あたたまるプロジェクトとなりました。

 

 

インタビューを終えて、カズサさんのフレキシブルさとたくましさ、そして何と言っても行動力の凄さには本当に頭が下がります。そして、パワーをたくさんいただきました。

まだまだ大変な時期は続くと思いますので、興味のある人はぜひプアラニ・ハワイ・ビーチのウェブサイト、ソーシャルメディア、YouTubeをチェックしてみてください。

 

【プアラニ・ハワイ・ビーチウェアの情報】

ハワイ州ホノルル市モンサラット・アベニューにある『プアラニ・ハワイ・ビーチウェア』は、ハワイ島出身のイヴァラニ・イザベルが手がけるスイムウェアブランド『プアラニ・ハワイ』の直営店。水着をメインに雑貨アイテムも充実。

『プアラニ・ハワイ』はヨーロッパ製の四方向に伸びる極上の生地が特徴的で、オーナーで元ウォータースポーツ・スタントウォーマンであるイヴァラニが試行錯誤を繰り返し作り上げた水着の最高傑作であり、世界中の女性ファンを獲得し続けている。

ウェブサイト(日本語) https://pualanibeachwear.com
YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCNLDACp_XBLf4_j_DwzCC2g
Instagram https://www.instagram.com/pualani_monsarrat/
Facebook https://www.facebook.com/pualanihawaiibeachwear/

 

Yuriko Galura (ガルラ百合子)
東京出身ホノルル在住。2008年ロサンゼルスのファッションスクールでファッションマネージメントを専攻し、2010年にハワイへ移住。2011年メードインハワイのファッション&アート産業をサポートしたいという思いから、ハワイ在住デザイナー&アーティストのためのマネージメント会社をハワイで設立。ハワイ在住を生かした独自のネットワークとコネクションを使って日々精力的に活動中。

WEBサイト: http://planzhawaii.com/
instagram: @yurikogal