【Information from Hawaii】ハワイから日本へ、2022年夏
- 2022/07/10

Aloha! Plan ZのYuriko Galuraです。

ハワイでは、最近日本人観光客が増えてきている感があります!

6月からスタートした米国入国時の24時間以内の陰性証明書の撤廃や、米国から日本へ帰国の際に行われていた日本の空港での検査がなくなったこと、帰国時に空港を早く通り抜けるためのファストトラックの導入などにより、以前に比べると旅行がしやすくなってきています。

ただ、ハワイでは物価がかなり上がっているのと、ガソリンも一向に下がる気配がなく相変わらずジリジリと値上げしています。

日本人にとっては円安要素も加わって、ハワイの全ての物がものすごく高くなったと感じられることでしょう。

私が大好きな地元産の美味しいサルサソース。

以前6ドルくらいで買えていたものが、現在は9ドル!1.5倍も値上げし、つい癖で円に換算すると、1200円以上!もうお誕生日など特別な日のためにしか買えそうもないです。

ポテトチップスが円換算して、1000円以上ということだってあります。

ちなみに、ウォールマートやターゲットでも食品や日用雑貨品を多く扱っていて、スーパーよりも安い品物が多く、最近はローカルやアメリカからの観光客で混雑しています。特に食料品エリア。私も活用しています。

さて、私は今日本に一時帰国中です。今月のコラムでは、昨夏に引き続き7月上旬にホノルルから成田へ飛んでみた実体験を綴ります。

1年前と比べてどこが変わったのでしょうか?

ハワイ旅行を計画しているか方たちの参考になれば幸いです。

 

最新の米国への渡航条件と帰国時の陰性証明書

ルールがどんどん変わっていくので記憶するのが大変ですが、ハワイ渡航の前提として米国市民権や永住権を持っていない2歳以上の方が米国に入国するには、ワクチン接種が完了していることが必須となります。

3回目のブースータショットは求められていません。

以前は必要だった米国へ向けたフライト出発24時間以内に受検した新型コロナウィルス陰性証明書が6月12日に撤廃となったため、米国への入国がだいぶ楽になりました。

そして米国到着時の隔離はありません。

ハワイ州観光局のウェブサイト上の、7月上旬に更新されたハワイ渡航最新情報が役に立つと思います

リンクはこちら≫

日本に帰国する際に、現段階では依然として出発72時間前の新型コロナウィルス陰性証明書が必要となります。

現在ハワイでは安いところですと、24〜48時間後に検査結果が出るタイプが110ドル程度で日本厚生労働省所定のフォーマットを使用した陰性証明書を発行してくれます。

去年の夏は300ドル近かった記憶があるので、もちろん出費は痛いですが、だいぶ安くなってきました。

陰性証明書は、去年はクリニックまで受け取りに行きましたが、今年は結果報告をEメールで受け取る際に、陰性証明書のデジタル版が届きますので、これを自分でプリントアウトすることも可能です。

ただし、デジタル版通り全て印刷されていないと認められないケースもあるため、何かのエラーでプリントアウトした書面上にクリニックの住所が印刷されない等の情報不備がある場合は、念のためクリニックで証明書のコピーをもらうのがベター。

ちなみに、私が検査を受けたクリニックでは、鼻咽頭と唾液採取と選べたのですが、鼻咽頭の方が結果が出るのが早いそうです。

私は、12時間から24時間後に結果が出るというプランで予約をしましたが、結果が出たのは約3時間後ととても早かったです。

もちろん繁忙期は時間がかかることもあるので、おすすめのスケジュールは、出発の2日前に検査を受けにいき、翌日に検査証明書を受け取るパターンです。私は7月5日午後のフライトでしたが、7月3日の午前中に検査を受けました。

最近の感染力の強い変異型の影響で、日本に帰国の際の検査で陽性が出てしまい、予定通り帰国できないケースもあるそうなので、検査結果を受け取るまではドキドキしますよね。

アメリカから出国する場合、日本の空港到着後の検査がなくなったので、ハワイで陰性証明書を受け取ってからは気持ち的にも楽になるでしょう。

 

日本帰国時に絶対活用したい検疫手続き事前登録(ファストトラック)

昨年と異なり、日本の主要空港では現在ファストトラック制度が設けられています。

ハワイのセーフ・トラベル・プログラム(現在は終了)と似た制度で、陰性証明書や質問票、誓約書、ワクチンカード(任意)を日本到着の6時間前までにスマートフォンの健康居所確認アプリMySOSを使って登録を行います。

このシステムの導入により、日本到着後にスムーズに入国手続きをすることが可能です。

ハワイでは空港に行く前に済ませておくほうが、リラックスして過ごせるでしょう。

ちなみに、私はハワイアン航空でしたが、チェックイン時に紙の陰性証明書のチェックがありました。やはり紙版を持っていたほうが安全でしょう。

厚生労働省入国健康管理センターのファストトラックマニュアルは、こちらから確認できます。

 

ダニエル・K・イノウエ国際空港の状況

アメリカは夏休みということもあり、ホノルルのダニエル・K・イノウエ空港もメインランド行きのゲートをメインに絶賛混雑中です。

ハワイアン航空のゲートは一部新しいビルになり綺麗ですが、このゲートエリアには免税店はおろか、レストランもなく、ビールスタンドと、ニューススタンド&スナックショップくらいしかないため、時間帯によってはスナック1個買うにも長蛇の列です。

私が立ち寄った際も10人以上並んでいましたが、レジのフィリピーノのおばさんはイラつくこともなくニコニコ対応していました。さすがハワイですね。こういうところが大好きです。

ちなみに保安検査場を出て左に行くと、メインのビルとつながっているので、スターバックスやバーガーキングなどにアクセスできます。

スナックなどは持ち込み可能です。空港のスナックは市内に比べて高いので私は普段スパムむすびやスコーン、スナック類を持ち込んでいます。

ドリンクも、水ならばウォーターボトルを空にして持ち込み、無料の給水器がお手洗いの近くにあります。

ドリンクを凍らせると保安検査場を通過できるという噂も。ただし溶けている状況によってはセキュリティーポイントで引っかかってしまう可能性もあるので気をつけて。

米国では空港でのマスク着用は推奨レベルになっているので、マスクを着用していない人が多いです。

 

飛行機内の状況と日本到着


ハワイアン航空は米国の飛行機であるため、現在飛行機内でのマスク義務はありません。私は怖くて食事以外はずっとマスクをしていましたが、機内アナウンスでもその旨説明をしていました。

ちなみに私が登場していた飛行機はサンゴ礁の上に建設された滑走路から飛びました。珊瑚礁の上にある滑走路は、ホノルルのダニエル・K・イノウエ空港とパペーテ・タヒチ空港のみだそうです!機内アナウンスで知りました。

機内アナウンスでもMySOSのアプリや質問票の簡単な説明がありますが、詳しくは説明しないので事前に準備をしておくことが必須です。

去年は誓約書など複数の書類が配られましたが、今年は税関申告書以外配布されず、検疫関連は基本全てオンラインになっていました。(紙の誓約書が必要な場合は機内でももらうことが可能です。)

機内はやはり去年と大きく異なりかなり混雑していました。

客室乗務員の中にはマスクを着用していない人も。気になる場合は、日本の飛行機を使用する方が良いかもしれません。

到着後は事前登録してブルーカラーになったMySOSの画面を見せながら順調に空港内を進み、パスポート検査の前にMySOSのQRコードをチェックするポイントがあります。

到着時に別の到着便がなかったせいか、空港はガラガラで着陸から空港の出口まで30分ほどで出ることができました。

去年の夏は、到着後に複数のチェックポイントを通過して書類の提出、アプリのダウンロード確認、Eメールが届くかの確認、そして新型コロナウィルスの検査もあり、 空港を出るまでに2時間以上時間がかかったので、大きく進歩していました。

そして何よりも、公共交通機関も使えて自主隔離もなくなったことが嬉しいですね。

リムジンバスや成田エクスプレスなど空港と市を結ぶ電車運行状況も変わっているようなので、渡航を計画している人は帰国時の帰宅方法やスケジュール感も確認した方が良いでしょう。

このコラムでは引き続きハワイの最新情報をお伝えしていきます。

 

Yuriko Galura (ガルラ百合子)
東京出身ホノルル在住。2008年ロサンゼルスのファッションスクールでファッションマネージメントを専攻し、2010年にハワイへ移住。2011年メードインハワイのファッション&アート産業をサポートしたいという思いから、ハワイ在住デザイナー&アーティストのためのマネージメント会社をハワイで設立。ハワイ在住を生かした独自のネットワークとコネクションを使って日々精力的に活動中。

WEBサイト: http://planzhawaii.com/
instagram: @yurikogal