イラストレーターのヒロ クメです。
茅ヶ崎で波乗りをやっていた頃からあこがれの場所だったハワイ。
そんなハワイに長年通い続け大好きなハワイアンミュージックやヴィンテージアロハシャツとの出会いなど様々なハワイを体感してきました。
【Hilo Kume 古き良きハワイを探す旅】では、僕の好きなハワイを長年撮りためた写真とともにお届けします。
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いつまでも変わらないであり続けてほしいレストラン
ハワイで一番好きなレストランは?と聞かれたら、僕は迷わず「ママズ・フィッシュ・ハウス」(Mama’s Fish House)と答える。
そのレストランはマウイ島のカフルイからハナ・ハイウエィを東に向けて走り、パイアの町を抜けたホオキパ・ビーチ手前に位置する。左手に見えてくるMama’s Fish Houseと書かれた看板代わりのフィッシング・ボートが駐車場に入る目印だ。
その駐車場はマウイ島北海岸の雄大なパノラマが望める高台にあり、ホオキパ・ビーチからエントリーしたウインド・サーファー達のライディングも見る事が出来る。
このレストランは以前、地元の人達の隠れ家的存在だったが、現在は洗練された外観に生まれ変わり観光客で賑わい、バレー・パーキングの駐車係も忙しく走り回っている。しかし一歩レストランの敷地内に足を踏み入れると昔から変わらない風景が僕を安心させてくれる。
それはマウイの北海岸の青い海、ココナッツ・グローブが作り出す心地良い木陰と美しい白砂のビーチだ。
この「ママズ・フィッシュ・ハウス」を知ったのは30年前だ。マウイ島の観光ドライバーから教えてもらったのをきっかけに、それからどのくらいの回数を通っただろう。
マウイ島に滞在するときは必ず訪れる。また「ママズ・フィッシュ・ハウス」で食事をする為にオアフ島からわざわざ日帰りで来たこともある。
外の強い日差しと対照的な薄暗い店内はゆったりとしたハワイアン・ミュージックが流れ、窓からはマウイ北海岸の冷たい爽やかな風が吹き込んで実に心地よい。
板張りの壁はハワイアン絵画やシェルのインテリアで飾られ、いたる所にジンジャーやアンスニウムなどの生花が生けられていて、オールド・ハワイアン・スタイルの落ち着いた雰囲気を作り出している。
新しく作られたバーコーナーは、昔のティキ・バーの雰囲気漂うインテリアでフィッシュ・フロートが天井から吊り下げられ、アンティークの籐家具やランプが各所に置かれている。
レストルームにも古いポスターや生花が品良く飾られていて隅々まで気配りがなされているのも嬉しい限りだ。
メインダイニングでは各テーブルに熱帯の花が可愛らしく生けられている小さな花瓶が青いタパ柄のクロスの上に置かれている。それは初めてこのレストランを訪れた時からいつも同じで、訪れたというより戻ってきたという感覚にさせてくれる。
テーブルに置かれたワイン・リストは50年代の豪華客船マトソン・ラインのハワイ航路で使われたサベージのイラストのメニュー・カバーだ。実に心憎い演出だ。
オーダーを済ませると最初にテーブルに出てくる自家製パンが美味しくて、あっという間に食べ終えてしまう。もちろんマウイ産の野菜とともに、ハワイアン・スタイルを取り入れたオリジナル・ソースでいただくメインの魚料理はとても美味しい。
盛り付けひとつをとってもハワイの雰囲気を感じられて、舌も目も満足させてくれる。
僕が初めてこのレストランに足を踏み入れたときピータームーン・バンドの「Maori Brown Eyes」が耳に飛び込んできた。僕の大好きな曲だった。この第一印象で僕が直ぐにこのレストランのとりこになったことは言うまでもない。
美味しい料理、ゆったりとしたハワイアン・ミュージック、爽やかな風、ヤシの木に囲まれた白砂のビーチ。これらの全てが揃うレスランはハワイの何処を探してもなかなか見つけられるものではないと思う。
僕の中ではいつまでも変わらないであり続けてほしいレストランだ。
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Hilo Kume(ヒロ クメ)
80年代から古き良きハワイをテーマに写真を撮り続け、マウイ島ラハイナで見た幻想的で美しいフルムーンに魅せられたのをきっかけに絵画、イラストにおいてもハワイをはじめ‘熱帯の楽園’の世界を表現し続けている。
https://www.hilokume.com/

























