【Hilo Kume 古き良きハワイを探す旅】エルビス・プレスリーが愛したハワイ
- 2020/03/10

イラストレーターのヒロ クメです。

茅ヶ崎で波乗りをやっていた頃からあこがれの場所だったハワイ。
そんなハワイに長年通い続け大好きなハワイアンミュージックやヴィンテージアロハシャツとの出会いなど様々なハワイを体感してきました。

【Hilo Kume 古き良きハワイを探す旅】では、僕の好きなハワイを長年撮りためた写真とともにお届けします。

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映画『ブルーハワイ』の世界を訪ねて

今日は兵役の為ヨーロッパに行っていたチャド(エルビス・プレスリー)が除隊してハワイに帰ってくる日だ。恋人のマイリはホノルル空港に彼を迎えに行く為オープンカーを飛ばしている。そんなシーンから始まる1961年に公開されたエルビス・プレスリー主演映画『ブルーハワイ』が大好きだ。

といっても1961年の公開から20年以上の歳月が経ってから初めてビデオで見たわけだが、僕は繰り返し何度も見ている。この映画の中には自分が何度も訪れた場所でのシーンが多く、ついその場面に主人公と自分を重ねて映し出てしまうほど親近感がわいてくる。

もちろん何十年も前の風景だが、『ブルーハワイ』は古き良きハワイの旅へと誘ってくれる映画であると思う。現在の風景と比較することで古き良き時代のハワイに興味のある人にとって『ブルーハワイ』は様々な視点から見て実に面白い映画だと思う。

一方通行ではないカラカウア・アベニューを車で飛ばすマイリ。後ろにはモアナ・ホテルが見える。
アラモアナ・ブルーバードではポリスにスピード違反を見つかり、マジック・アイランド方向へ左折して止められた。後ろにはアラワイ・ハーバーが見えるが、一見、今と変わらない風景だ。

しかし、ホノルルの空港は現在の風景とは全く異なり、タラップで降りてくるシーンは一昔前の離島の空港のようだ。タラップの下でフラガールによるフラとレイでの歓迎は、僕の中ではまさに古き良きハワイのイメージだ。

チャドのバンド仲間のビーチ・ボーイ達が集まるハナウマ・ベイはパームツリーが美しく人のいないビーチは観光化された現在とはまるで別の場所のような気がする。初めて映画を見たときはハナウマ・ベイだとは気付かなかったくらいだ。

タンタラスの丘は柵もなく芝生が美しい。丘から見渡すホノルルの風景はビルがほとんど無く、現在より街も空も広く感じられる。

現在のヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ホテルはハワイアン・ビレッジというホテル名で登場し、現在は7つあるタワーが1つしかなく、ロビーもポリネシア風の藁ぶき屋根で、現在のホテルのイメージからは想像もできないくらい、のんびりとした南国の雰囲気をかもし出している。

ノースショアのパイナップル畑の中まで車で乗り入れるシーンでは周りを見回しても、どこまでも続くパイナップル畑ののどかな様子は今と変わらない。

カウアイ島では1992年ハリケーン・イニキの襲来で壊滅的ダメージを受けて閉鎖された‘ココ・パームス・ホテル’で撮影された。チャドとマイリが‘ハワイアン・ウエディング・ソング’(Ke Kali Nei Au)を歌いながらカヌーでホテル内のラグーンを渡り、チャペルで結婚式を挙げるラスト・シーンはあまりにも有名で、以降このブルーハワイアン・ウエディングは世界中のカップルの憧れとなったことは言うまでもない。

 エルビス・プレスリーが歌う映画の主題歌‘ブルーハワイ’は実は1937年ビング・クロスビー主演の映画‘ワイキキ・ウエディング’の主題歌として既に世に出ていた歌だ。ビング・クロスビー自身が歌う‘ブルーハワイ’も30年代当時の雰囲気が漂うシンプルなアレンジでロマンティックなワイキキの風景が思い浮かぶ。

もちろん‘ブルーハワイ’のサウンドトラック盤は全曲エルビス・プレスリーの歌声が聴ける。スタンダード・ナンバーとなった‘好きにならずにいられない’(Can’t Help Falling in Love)を含めハワイアン・フィーリングたっぷりの名曲揃いだ。

僕は映画『ブルーハワイ』を見て半世紀前のハワイへの扉を開けて覗いているような気持ちになった。

映画で見た当時の風景を思い出しながらブルーハワイの世界を訪れるのもきっと楽しいと思う。

 

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Hilo Kume(ヒロ クメ)
80年代から古き良きハワイをテーマに写真を撮り続け、マウイ島ラハイナで見た幻想的で美しいフルムーンに魅せられたのをきっかけに絵画、イラストにおいてもハワイをはじめ‘熱帯の楽園’の世界を表現し続けている。
www.hilokume.jp