【Hilo Kume 古き良きハワイを探す旅】コダック・フラ・ショー
- 2020/02/10

イラストレーターのヒロ クメです。

茅ヶ崎で波乗りをやっていた頃からあこがれの場所だったハワイ。
そんなハワイに長年通い続け大好きなハワイアンミュージックやヴィンテージアロハシャツとの出会いなど様々なハワイを体感してきました。

【Hilo Kume 古き良きハワイを探す旅】では、僕の好きなハワイを長年撮りためた写真とともにお届けします。

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古き良きハワイの面影を残していたコダック・フラ・ショー

あるイベントでカピオラニ・パークにあるワイキキ・シェルの敷地内に入る機会があった。その時、木が茂り木陰になった片隅にひっそりと静まり返った場所を見つけた。その場所に何故か懐かしい気配を感じ、行ってみると今から20年ほど前に惜しまれつつ終了したコダック・フラ・ショーのエントラスがあった場所だったのだ。

ショーの開催当時、フィルムやドリンクを売っていた売店の小屋がそのままの状態で残されていた。

小屋の上にはコダック社のイメージカラーでもある黄色い看板もあった。

ショーが行われていた場所は現在でもイベントを行うため芝生が綺麗に手入れされていて、また明日もコダック・フラ・ショーが開催されるのだと錯覚してしまうほどだった。

コダック・フラ・ショーはアメリカ最大のフィルム・メーカーのコダック社がフィルム販売促進のため行ってきた無料のフラ・ショーだ。

1937年から青空の下、カピオラニ・パークで週に3回行われていたこのショーはワイキキ滞在者の人気のショーのひとつであった。僕も古い時代のワイキキにタイムトリップさせてくれるこのショーが好きで何度も通っていた一人だ。

とくにカラフルなムームー・ドレスを着た年配女性のフラや年季の入ったガールズ・ハワイアン・バンドのパワフルな演奏のグルーブ感が好きだった。売店で購入した‘Kodak Hula Show’というカセット・テープを聞くとショーの雰囲が脳裏に蘇ってくる。

90年代も終わりになると時代もデジタルカメラが主流になり、フィルム需要の減少でコダック社がスポンサーを降りた為、一時はショーの継続を危ぶまれたが旅行会社のプリーザント社が引き継ぎプリーザント・ハワイアン・フラ・ショーと名前を変え、この無料のフラ・ショーを継続してきた。

しかし残念ながら数年のうちに終止符をむかえたのだった。

このワイキキの名物フラ・ショーの終焉により‘古き良きハワイの香り’がまたひとつ姿を消してしまった。

この跡地にたたずむと毎回大勢の観光客で賑わったコダック・フラ・ショーの音楽が今にもハワイの爽やかな風に乗って聞こえてきそうな雰囲気さえする。

ここは時代の流れというものを肌で感じ取れる場所のひとつでもある。

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Hilo Kume(ヒロ クメ)
80年代から古き良きハワイをテーマに写真を撮り続け、マウイ島ラハイナで見た幻想的で美しいフルムーンに魅せられたのをきっかけに絵画、イラストにおいてもハワイをはじめ‘熱帯の楽園’の世界を表現し続けている。
https://www.hilokume.com/

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日時:3月3日(火)~8日(日) 9:30~18:30
(3日初日は12時開場。8日最終日は16時閉場とさせていただきます)

原画、ジークレー版画、アートグッズを展示販売いたします。
ヒロクメ氏本人も全日会場におります。