自然満喫・鎌倉ネイチャーウォークレポート 後編
- 2014/12/04

11月8日(土)に実施した
「鎌倉ネイチャーウォーク」のレポート。
今回は後編をお届けいたします。

前編はこちら→「鎌倉ネイチャーウォーク」レポート前編

森に入るとまた違った植物たちが迎えてくれます。
『キツネノマゴ』、『カントウヨメナ』と『イヌダテ』、
お味噌汁の具にもなるという『ノビル』・・・。
海から遠ざかったことで、徐々に潮に弱い植物たちも登場し出します。



そしてモンシロチョウまで。

清右衛門さんは素手で華麗に捕まえ、(すごい!)
空に返していました。

中でも興味深かった植物が『ツリガネニンジン』。

中に花粉があるのですが、
子孫を残すために虫に来て欲しい気持ちがある一方、
その狭い入り口で、来てもらう昆虫を選んでいるのだそう。(なんと!)

「昆虫も昆虫で、だれでも蜜をもらえる花はとまりやすい一方、
競争率もあがってしまうので、自分に適した種類を選ぶんです」
と清右衛門さん。

人間もそうですが、花の形も理由があってこその完成された姿なんだと思うと、
なんだか頭が下がる思いです。

しかし、中にはズルをして、
入り口から入らずに、花びらに横から穴を開けて蜜を取っていく昆虫もいるそう。
するとすかさず長谷川久美子さんが「ハワイにもそんな鳥はいるよ~!」とおっしゃっていました。
昆虫界も人間界と似た部分があるようです。笑

その他にも、
そのまま食べられる『カキドオシ』や、裏面がかわいい『リョウメンシダ』、
『ノシラン』など盛りだくさん。


『ミツバアケビ』も採ってくださいました。
さすがネイチャーガイドさん!

こんな風に自然の中に長くいると、
五感がどんどん澄んでいくのを感じました。
葉が揺れてざわめく音や、色づく葉っぱ、足を踏み入れると香る『ヨモギ』。
五感を久々にフル活用です!

皆さんが驚いていたのは、柑橘系の香りがするスジグロシロチョウ。
雄に特有のにおいで、雌を引き付けているよう。

こちらはレモンとは異なる、
もっと濃密な甘さを感じるような『ビワ』。

自然の中でこんなにラグジュアリーな香りを嗅げるとは驚き!

森を通り抜けていると、またもや『ススキ』らしきものが!
ようやくタネ明かしのときのようです。

今度は白いような・・・!
前半とは異なる色になっています。

「これは『ススキ』と似ていますが、『オギ』という別の植物です」
と清右衛門さん。

この『オギ』は湿地を好むため、森深くの湿ったこの地に生きているそう。
どうやら生え方も異なるらしく、
『ススキ』は束で生え、『オギ』はそれぞれ独立して生えるんだとか。

こういった見た目のものを、すべて『ススキ』と思っていた私はびっくり。
「これはススキだね」「ちがう、オギじゃないの?」といって
当てあうのも風流で楽しそうです。

紹介しきれず心苦しいですが、その他にもたっぷりとレクチャーを受け、
お昼にアンナさん特製の美味しいお味噌汁をいただき無事終了!

今回のネイチャーウォークでは
海があり、山がある表情豊かな鎌倉だからこそ、
場所によって生きる植物が変わるのを、実感することができました。

見慣れた日常の景色もゆったりと見てみれば、
うれしい植物との出会いが待っているかもしれません。

エディター SAORIN
趣味:ウクレレ