【ハワイリビング】古代ハワイアンのように模様に意味を重ねて。ラウ・カーパラを体験してきました。
- 2017/06/06

Aloha!HLCスタッフのSAORINです♪

突然ですが、カパ(タパ)と呼ばれるハワイの伝統的な不織布をご存知でしょうか?製作したカパには竹製の模様つけ棒オヘ・カーパラ)や植物ラウ・カーパラ)によって、幾何学模様が描かれたそうです。

今回のハワイリビングは、久我山で【あそびのにわ・遊庭】のオーナーを務める井口貴子さんに、植物を用いた装飾であるラウ・カーパラを教えていただきました。オリジナルスタンプで作り上げたタンクトップは、大切な1着となりました!

以前のハワイリビングの様子はこちら>>

 

同じ形をつなげて模様を作る!ラウ・カーパラに挑戦!

フラの衣装などは本来手作りされるのが基本で、そのときに装飾として用いられるのがオヘ・カーパラやラウ・カーパラ。中にはこんなに長い布に大きな模様がつけられることもあるそう。

同一の形を並べるのは奇数にする、ある一定以上の長さにする、など細かな決まりはあるそうですが、今回は自由に装飾を楽しむことに。ただし、模様に意味づけをするという井口さんのお話を伺い、意味を込めながらデザインを考えることにしました。

まずは模様のもととなる葉を切ります。使用するのはki(キー)と呼ばれるティーリーフ。

ハワイの郷土料理ラウラウや、フラのスカート、おでこに巻く熱冷まし用など多様に使用され、古代ハワイアンの頃より欠かせない植物です。儀式にも使用される神聖な葉でもあります。

本物の葉なので茎は均一な太さではなく、断面の形も様々。カットする角度によっても形が異なってきます。試しにスタンプしては、理想の形を微調整していきます。

私は大きな曲線と小さな曲線の形を組み合わせたかったので、それぞれ一番適した大きさを作りました。

スタンプの土台ができたら模様づくりのスタートです。MACHAは曲線の形を横に並べてスタンプ!見てわかる通り、かわいいカモメが誕生しました。

先ほどよりももっと小さな曲線の形を並べてスタンプすれば……、あっという間に波に!似たような形ですが、並べ方によって異なるニュアンスの模様が生まれます。

気付けば会話なく、すっかり模様づくりに夢中になっている私達。

一方、私のデザインはというとこんな模様に。目のようなモチーフはハワイライフスタイルクラブのチームをイメージ。下に垂れ下がる模様はレイをイメージしました。

ひたすらスタンプを重ねて……。

完成~!

使用したティーリーフはゴミ箱に捨てず、大地に返すために集めていた井口さん。今回のワークショップは夢中になって楽しみながらも、学ぶべきハワイアンの考え方を直に感じられた気がします。自然のものを使って生み出す模様は、とびきり素敵なデザインとなりました!次回のハワイリビングもお楽しみに♪

楽しいワークショップの様子は動画でもぜひチェックを♪

 

井口 貴子 いぐち よしこ
還暦直前に高校2年のころから携わっていた編集業を休業し、老後の人生チャレンジとしてハワイ島に単身留学。2016年5月ハワイコミュニティカレッジ、ハワイライフスタイル学科卒業。2017年4月帰国。【あそびのにわ】オーナー。

【あそびのにわ・遊庭】
東京都杉並区久我山4-2-4 久我山センタービル3階
2009年5月、井の頭線久我山駅北口近くにこぢんまりとしたレンタルスペースとしてオープン。フラやヨガなどの少人数のレッスンや個人レッスンなどに使われているほか、地元とのつながりを大事にしたWSなども開催している。通称【わ】。

 

SAORIN