【地球とともに暮らす人々のおはなし no.9】 マンゴーとともに始まるハワイの夏
- 2016/07/08

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no.9
マンゴーとともに始まるハワイの夏

 

私にとってハワイの夏はマンゴーとともにやってきます。
日本では、マンゴーは高いものだと何千円もする人気の高級フルーツ。ハワイでも、何千円も出して買う人はいないと思うけれど、マンゴーはみんな大好き。どちらかというとマンゴーの巨木を持ってる友人からおすそ分けをもらうのを楽しみにしたり、ファーマーズマーケットで新鮮なものを安く手に入れたりするもので、夏の風物詩のひとつです。

一年中いつでもなっているわけではないから、余計ありがたみがあるのかもしれませんが、マンゴーの季節になると無性にマンゴーが食べたくなります。そしていろんな種類の熟れたもの、熟れてない青いものをありとあらゆる形で消費、保存することに熱中します。

 

 

まずは手に入れる方法

■ マンゴーの木を持ってる友人知人からもらう。どんなに食べきれない量でもマンゴーをもらえるなら必ずいただく!(巨木を持っている友人たちはたくさんのマンゴーを処理しきれず、もてあましていることも多いので)

■ ドライブや散歩している時にマンゴーの木チェック(この時のために普段からマンゴーの木、実がなったら取れそうなエリアにある木を探しておく)。熟した大きなまん丸のマンゴーがユッサユッサとぶら下がってる木があちこちにある。人のお家の木では困るけれど、誰の所有でもない木から落ちているものを拾うだけでも結構な量が手に入る。

 

 

■ バックパックをもってハイキングに出かける。手入れされていないマンゴーの木は、10メートル以上の巨木が多くなかなか実に手が届かない(手が届くもの、棒で取れるような木が見つかればラッキー)ので、落ちたものを拾うしかない。だけど落ちた瞬間、虫たちもこの美味しいフルーツを見逃さないので、虫が食っていない身を探すのは結構難しい。それでも、ハイキングを楽しみながらお土産もたくさん持って帰れるこの時期は、モチベーションが上がる。場所によってはトレールが落ちてきたマンゴーで埋もれていて、歩くたびにぐちゅぐちゅとマンゴーを踏みつけながら(虫食いや腐ってるものも多いので)マンゴーの匂いにむせるくらい。汚い話ですが、足の指の間にマンゴーの果肉が食い込んでくるのを感じながら歩きます。そして滝にたどり着いたらその足をよーく洗ってすっきりしつつ、マンゴーも洗って食べる!

 

 

消費の仕方

■ 生のまま切って食べるのはもちろん、ちょっとかための熟れすぎてないものは酸味があるのでサラダに刻んで入れると美味しい。

■ ヨーグルト、他の野菜や果物などとスムージーに。

■ バナナブレッドの代わりにマンゴーブレッド、マンゴーマフィンを焼く、たくさん焼きすぎてててたべれない場合は冷凍する。

■ 部分的に悪くなっているものは食べられる部分だけ切り取り冷凍。

■ 丸ごと冷凍するだけでなく、ピューレーにして冷凍しておいても便利。

■ 生姜と一緒にブレンダーでピューレーにしておくとこれまた美味、そのまま溶かしてアイスにかけるソースとしても使える。

■ 少し砂糖を足して煮詰め、ソースにしておく(ポークソテー、サラダドレッシング、カキ氷のシロップ、ジュースやカクテルに)

■ ハイドレーター(乾燥機)があれば薄く切って乾燥させ、ドライマンゴーに。また熟れてないものは薄切りにしてピクルスにする。瓶詰めにしておけば長い間保存できる。

■ 私の一番好きなのはマンゴーアイスクリーム。ピューレー状にしたマンゴーをたっぷり使って、生クリームに織り込んで作るアイス。安く手に入らなければ贅沢すぎてとても作れないにはならないけど、これほど美味しいアイスクリームはありません。

 

 

と、いくらでもとっておく方法はある。時間と労力はかかるけど、それすらも夏ならではの楽しみ。作ったピクルスやアイス、マフィンはマンゴーをくれた友人にあげれば喜ばれるし、またそれを他の人のにあげると違うフルーツや野菜、彼らの手作り品に変わって戻って来たり。誰だって贈り物は嬉しい。お金をかけずにお互いが余ってるものを交換すると、わらしべ長者のような気分になれてみんなが得した気分になれます。田舎では昔から当たり前のようにやってることだけど、ハワイでもそう。いただく物が嬉しいだけでなく、その心使いも嬉しいからお互い気持ちよくいられる。

ドライブをしながらたくさんぶら下がってるマンゴーの実がどんどん赤くなっていく、その様子を見ながら、夏が来たなあとワクワクしてくるのです。

今年はどのくらいマンゴーを食べられるかしら?

 

【Profile】
岡崎 友子(おかざき ともこ)
鎌倉で生まれ育ち、ウインドサーフィンのプロとして世界を回る。1991年のウェーブライディングで世界ランク2位など。その後スノーボード、カイトサーフィン、スタンドアップパドルと道具が変わってもよい波や風、雪を求めて旅を続ける。旅や出会った人たちから受けるインスピレーションをテーマにフリーランスのライターとしても活躍中。

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デザイナー KURO 趣味:和太鼓

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