Aloha!HLCスタッフのSAORINです。
心地よい風や太陽の熱を浴びながら、素敵な音楽やアートに楽しめる都市型フェス“GREENROOM FESTIVAL’16”!全国で急速に減少しているビーチを守るべく、『Save The Beach、Save The Ocean』という思いをコンセプトに掲げる同イベント。サーフカルチャーやビーチカルチャーを根っこにもった音楽とアートのカルチャーフェスティバルは、ハワイ好きにはたまらないイベントです。
5月21日(土)と22日(日)に開催されましたが、今回は22日(日)にお邪魔した様子をレポートにまとめました*
天気、とびきりの快晴!
赤レンガ倉庫に到着すると、まずは様々なブランドのブースがお出迎え。ビーチ雑貨やサーフ系の洋服など、ビーチカルチャー好きのツボをついてくる商品が並びます。



会場内で気になったのが、フォトスポットの多様さ!各ブランドがブース前でオリジナルのフォトスポットを用意していたり、イベント用のものが所々に用意されていたり。ついつい記念写真が多くなってしまいます。


そしてHLCの目当ては、GALLERY STAGEで開催されている、様々なアーティストたちの展示。実際にその場に本人がいらっしゃるので、憧れの方と直接話をできるチャンス!各アーティストによって作品はもちろん展示の仕方も異なり、色んな感性に触れることができます。
YUSUKE HANAI


2006年よりカリフォルニア、ラグーナビーチにあるサーフギャラリーにて作品の展示を開始。VANS,NIXON,BEAMS等へのアートワークの提供もされてるので、イラストに見覚えがある方も多いのでは?絶妙な配色でメリハリがききつつ、ユーモア溢れるタッチが素敵です。作品が展示されている壁に描かれたアートは、搬入の日に描き上げたそう。空間まるごとがクリエイティブされていて、つい足をとめてしまいます。
KOJI TOYODA


サーフィンからインスパイアされた気持ちやメッセージをサーフアートとして、作品やプロダクツに表現。様々な企業とのコラボレーションも数多く手がけていらっしゃいます。横のブースで展開されていましたが、ここ20年間の日本のサーフィンにまつわるアートやプロダクツを編集された『SURF ART?JAPAN』が発売中!日本に着々と根付きつつあるサーフカルチャーは、洋服やお店、アートなどへとどんどん広がっています。その文化の道筋を覗ける1冊になっています。
SUSAN WICKSTRAND
木のパネルに油やアクリル画、自分で撮影した写真や絵画を重ねてコラージュアートを手がけるSUSANさん。カリフォルニアとハワイのカルチャーが融合されたアートは、見ているだけでハッピーな気持ちになります。作品と重なるように、本人もとってもキュート!「日本の子どもたちが大好き!」といって、遊びにきてくれた子どもたちとの写真を嬉しそうに見せてくれました*
CHAR


ハワイ手帳でも写真を提供してくださっているCHARさん。生命や自然の強さを切り取ったような写真は、どれを見てもパワーに満ちています。写真集『COLORS』の発売を記念し、葉山にあるショップsunshine & cloudにて6月26日(土)まで展示会を開催しているそうです。このお店、とっても素敵な空間なんですが、CHARさんの作品が展示されることでより一層居心地のいい空間になっているはず。ぜひ訪れてみてください。
MATTHEW ALLEN


自分で撮影された写真や、描いたイラストタイポを組み合わせた作品たちは、どこかリラックスできて、優しい空間を生み出していました。カリフォルニア在住で自身もサーフィンをするそうで、作品もそんなライフスタイルからインスピレーションを受けて生まれるそう。東京の大都市感が苦手で、気持ちをリセットするために滞在中は代々木公園に遊びにいくんだとか。公園で自転車を借りて楽しむ方法を教えてくれたり、展示の仕方に遊び心があって、とってもユーモア溢れるアーティスト!
u-ske


現在は湘南をベースに、日本各地や世界のサーフポイントを訪れるフォトグラファーとして活躍中。実は、ハワイ手帳2017でも中面に掲載する写真を提供していただいています♪切り取られた1枚なのに、波や光の「動」を感じる写真たちは、ついじっくり見入ってしまいます。u-skeさん自身も魅力的で、空間をぱっと明るくするような方。展示会でもウクレレ片手に陽気に演奏されていたり、見にこられた方たちと楽しそうに話す姿が印象的でした!
NAKI


プロサーファー&ハッピーサーファー、絵描き、ルポライター、奄美大島の観光大使と様々な顔をもつアーティスト。今回は、自身が長く関わってきたサーフボードプロデュースの中で、製作の際にどうしても出てしまう廃材を使ったアートを展示していました。サーフボードそのものを使うからこそ、にじみ出る海の雰囲気!サーフィンをしない私にとっては身近なものではないボードですが、形を変えて生まれ変わることで、また違った印象になっていました。
CHRISTIE SHINN


描くイラストの通り、活き活きとした女性アーティストでハワイを拠点に活躍中。写真にも快く対応いただけました。大胆な角度や色彩で描く景色や女性は、視点が新鮮でつい目を奪われてしまいます。イラストや写真で見慣れたはずのハワイの風景も、彼女の視点から見ると、また違った景色に見えてきます。写真と異なり、イラストは決してリアルなものではないはずなのに、ストーリーが伝わってくるから不思議!
NICK KUCHAR


自身もサーファーであり、カリフォルニアやハワイといったビーチでインスピレーションが湧くことが多いそう。デッサンしてデジタル化し、色んな素材にアートを反映しています。テクスチャーが異なることで、様々な見え方に変身する点がおもしろいそうで、展示していたアートも木や紙など、多様な素材が使われていました。今回が初来日だそうで「日本はとってもいいところだね~」と言ってくれました!

会場ではアートを直接本人から購入することもできて、サインをもらってるお客様もいました♪
その他にも注目のアーティストが並ぶ展示会は、見ごたえもたっぷり。実は音楽フェスが行われているエリア以外は無料で散策できるので、ここの展示も料金なしで見て周ることができます!うれしいイベントですね。





GALLERY STAGEを出て、次は音楽フェスティバルが催されているエリアへ!潮風にのってライブの音をたのしめるなんて……!音を鳴らすアーティストはもちろん、流れる音楽に合わせて身体を揺らす観客の皆も幸せそう~。素晴らしい一体感です。




GREENROOM FESTIVALは都市型フェスということもあり、アクセスがいいからか、家族連れもとっても多い印象。KIDS AREAが用意されていて、中では子どもたちが音楽に合わせて揺れたり跳ねたりしていました。夏場だと気温が高いこともあり、野外は危険だったりもするので、親御さんもこういったエリアがあると安心ですね。



ちょっと足を伸ばして象の鼻テラスの方に向かうと、時間帯によってヨガが開催されていました。空の下で身体を伸ばすなんて気持ちよさそう。ちょうど日が暮れてきたロケーションもマッチしていて、穏やかな時間が流れていました。


しっぽり日が暮れると、そこにはまた違った風景が。明かりがついてライトアップした会場は、ムードも満点。ほのかな潮の香り、かすかな打ち寄せる波音に、それぞれ思い思いに時間を楽しむ観客たち。フェスというと賑やかな印象を抱きがちですが、このフェスティバルでは、ボルテージが上がる瞬間やゆったりとした空気が流れる瞬間が共にあって、とっても居心地のいいイベントになっていました。



今年を逃した方は、来年の機会を逃さぬよう、ぜひチェックしてみてくださいね♪
