【Aloha Interview Vol.69】VOLCOMコーチ・マネージャー/David Riddleさん
- 2016/05/31

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“サーフィンの聖地”といわれている、オアフ島ノースショアにあるパイプライン。シーズンとなる冬、世界プロサーフィンの三大大会の最終戦が開催されることで知られています。そのサーフポイントの前に建つのが「ボルコムハウス」です。ここでマネージャー、ディレクター、コーチとして世界中から集まるサーファーたちをバックアップしているデイビッドさんに、ボルコムハウスが目指していることなどについてうかがいました。


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HLC そもそもボルコムハウスとは?

――チームハウスです。ボルコムライダー(ボルコムの契約プロサーファー)たちが滞在して、パイプラインでサーフィンできるようにするために始めました。もともとは1軒だけだったのですが、“サーフィンの神様”と呼ばれるジェリー・ロペスがここに建てた“ジェリーハウス”を売りに出したので買い、今は2軒あります。

 

HLC どのような人が滞在するのですか?

――海外から来るボルコムライダーの他、地元のライダーも利用しています。また、若い人や子どもたちにもパイプラインに滞在してサーフィンができるチャンスを与えています。コスタリカやペルー、アメリカ本土、日本など世界中からやってきますが、子どもたちの場合、両親と一緒に来て滞在することもあります。

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HLC 何名くらい滞在しているのですか?

――シーズン時は各ハウスに10名くらい滞在しています。オフシーズンになると少なくなりますが、4、5名ほどは一年中滞在しています。

 

HLC ノースショアには他のサーフブランドのハウスもありますが、他との違いは?

――パイプラインとの関わりが強いことです。通常、他のハウスのライダーたちは、冬の大会が終わるとすぐノースショアを出て行ってしまいますが、ボルコムライダーたちは数ヶ月に渡り滞在しています。それだけパイプラインの波、そして地元コミュニティとの関わりも強くなります。

 

HLC チームハウスとしての機能以外にボルコムならではの特徴は?

――世界中からサーフコーチもやってくるので、トレーニングをも出来るようになっています。ここパイプラインでトレーニングを積むことで、私たちの大会「Volcom Pipe Pro」というビッグイベントだけでなく、様々な大会で勝つチャンスが出てきます。

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HLC サーフィンの他にバックアップしていることは?

――身体をつくる上で大切な食生活についても教育しています。昔はノースショアのサーファーたちはよくアルコールを飲むなど、生活が荒れていました。しかし今のサーファーたちは、ヨガやエクササイズを行ったり、ヘルシーな食事を摂ったりなど、体づくりに対する意識が高くなり、昔とだいぶライフスタイルが変わってきました。サーフィンに適した身体になってきていると思います。

 

HLC デイビッドさんのここでの役割は?

――家の面倒をみる他に、ライダーたちのマネージメントはもちろん、ボルコムハウスに滞在するには若い10代前半のライダーたちを私の家に泊め、一緒にサーフィンに行ったり大会に参加したりしています。サーフィン歴は55年。中学生の頃にノースショアに来て以来50年、ずっとここに住んでいます。サーフィンは私の人生そのものであり、やるべきことだと思っています。

 

HLC ありがとうございました。

 

【Profile】
デイビッド ・リドル カリフォルニア生まれ。13歳の時に、父親の仕事に伴いオアフ島に移る。30年前よりサーフィンのコーチを始め、3度ワールドチャンピオンになったAndy Irons、弟のBruce Irons等のコーチングをはじめ、20年以上に渡りボルコムチームのコーチを務めている。

デビッドさんの宝物でもある元サーフィン世界チャンピオンのサーフボード

▲デビッドさんの宝物でもある元サーフィン世界チャンピオンのサーフボード

【編集後記】
サーフィン界のレジェンドとのインタビューということで取材前からとても緊張していましたが、和やかに迎え入れていただき緊張がほぐれました。サーフィンの聖地でずっと海とサーファーを見守ってきたデビッドさんのオーラは並々ならぬものでした。そんなデビッドさんですが、取材中にVOLOCOMのサーファーが出場しているサーフィン大会のWEBライブ中継が気になる模様で、とてもソワソワしていました。自分が育ててきた若いサーファーを嬉しそうに見ている目がとても印象的でした。

TAMO