【Aloha Interview Vol.36】イルカと海の自然療法家・作家/野崎友璃香さん
- 2013/07/13

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ハワイ島サウスコナを拠点に、ドルフィンスイムやハワイアンデトックスといったリトリートプログラムを行っている野崎友璃香さん。心がモヤモヤしていた東京でのOL生活から、イルカと泳ぐ旅に出るまでの話、イルカとの出会いやハワイでの生活が心と体にもたらした影響などを伺いました。野崎さんの新しいライフワークである「ハワイアンデトックス」は、健やかで前向きな心身への改善に、古来より伝わるハワイアンの知恵が生かされているようです。


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HLC 都会で働いている多くの女性たちと同じように、ストレスや疲れとも無縁ではなかった?

そうですね。今思えば、気が緩むことがなかったです。そうしているうちに心と体のバランスが崩れて、心は楽しんでいるつもりでも、いつしか体が楽しめなくなってしまいました。バランスをとるために、友達とご飯を食べに行ったり、飲んで騒いだりするけれど、それでまた崩れちゃうみたいな。同僚の女性を見ても、栄養ドリンクを1日3本飲んだりして、だましだましでがんばっている感じ。図太く笑って、勝ち残るような世界だったから、本当の自分をすっかり見失っていました。

 

HLC そういう生活が一変し、ハワイ島へ渡ったきっかけを教えてください。

当時、自己啓発セミナーが流行っていたんですね。同僚から誘われて参加してみたところ、ある時、「自分自身になる」というテーマのセミナーがあり、その言葉にひかれました。そこで「人はイルカと泳ぐと変わる」という話を聞き、もう、すぐに泳ぎたくなっちゃって。その3カ月後には会社を辞めていました。

 

HLC すごい話! その後はどうしたんですか?

退職金をもらって、イルカと泳ぐ旅に出ました。何になりたいわけではないけれど、それを探す旅に出ようという気持ちで。それで行ったのがハワイ島です。海の中で4時間以上イルカと泳ぐ日々。もう、体中がワクワクして、こんなに楽しいことが人生にあったんだと思うくらい。自分の中にこれほどのパッションがあったことにも驚きました。ハワイ島の片田舎の入り江で過ごしたのですが、そこに住んでいる人たちがみんなキラキラしていて。なぜかを聞いたら、それはイルカと泳いでいるからだって。私はすっかりインスパイアされて、ここが私の居場所だって思ったのです。そして気づいたらハワイ島に住んでいました。

 

HLC ドルフィンスイムは野崎さんのライフワークとなっています。イルカと泳ぐことの魅力について教えてください。

太陽の下、海で泳ぐことはよい運動にもなりますし、それだけでも体にはいいこと。それに加えて、イルカという野生動物がもっている不思議能力が大きな魅力になっています。

 

HLC どういった魅力ですか?

野生のイルカは群れで行動しているのですが、その中でテレパシックにコミュニケーションをとっている。心を読むチカラがあるんですね。その群れの中には隠し事もなければ対立もない。思いやりや愛にあふれたエネルギーをもっていて、その群れの中に入ると、そういうエネルギーをハートで感じることができるんです。海から上がると、心も体も満ち溢れた状態になっています。

 

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HLC イルカと出会ったことで、野崎さんの人生は大きく変わったんですね。

イルカと初めて泳いだ時に、素の自分が受け入れられた感じで、安心感に満たされたんですね。陸上で感じていた孤立感みたいなものも一切感じませんでした。逆に考えると、日常生活でいかに孤立感を感じていたかを気づかされて。これから自分がどんな風に生きていきたいかを見せてくれたのがイルカです。

 

HLC そして、野崎さんのもう1つのライフワークが「ハワイアンデトックス」ですね。初めて聞く人もいると思いますので、どういうものか教えていただけますか?

ハワイの人たちはその昔、体調を崩すと海水を飲んで断食し、心身の健康を取り戻していたそうです。ハワイ沖では、南極から2000年かけて流れてきた海洋深層水(ディープシーウォーター)を汲み上げていて、その水を飲むのです。ディープシーウォーターを天日干ししてできた天然塩(ディープシーソルト)をレモン水で溶かして飲むのが、現代流にアレンジした「ハワイアンデトックス」です。

 

HLC この健康法との出会いについてお聞かせください。

イルカと出会い、夢とビジョンを持ってハワイ島のサウスコナに移住をしたわけですが、順風満帆というわけではありませんでした。離婚という試練があったのです。それまでは自分の夢を形にし、イルカと泳ぎに来た人が泊まれるゲストハウスなどを実現したりしていましたが、離婚と共に自分が築いてきたもの全てを手放さなければいけなくなりました。自分の人生におけるスピリチュアルクライシスで、心も体も弱り、身動きがとれなくなりました。そんな時、近所に住んでいた人が、このデトックス法を教えてくれたのです。自分の中の悲しみをリリースしたかったですし、体の中に自分で毒を作ってしまったような気持ちだったので、セルフケアが必要だと思い、体験しました。3日間のデトックスでしたが、2日目には顔が熱をもち、目も開かないほど腫れ上がりました。これは自分の体から出た毒だったのです。これを半年に1回と続けていくうちに、心身の健康を取り戻すことができました。ちなみに、私はひどいアトピー症でしたが、デトックスを続けるうちに症状が現れなくなりました。

 

HLC 実体験からデトックスの効果や魅力を伝えているのですね。

そうですね。デトックスをすることで自分の体とつながることができました。腸がキレイになり、消化・吸収・排泄力がアップ。流れのよい体になりました。体の中がすっきりして気持ちがよくなりましたし、自然と食べ物も消化のよい物を適切なタイミングで食べるように。最近ではローフード60%の食事をとっているので、酵素などの栄養素がしっかりとれ、消化に無駄なエネルギーを使わなくなり、気力・体力共にアップ。その証拠に、数年前からサーフィンを始めたのです。昔はそれをする元気がなかったけれど、今はそれぐらい動ける心身になっているということですね。

 

ハワイ島でのデトックスプログラムの様子

 

HLC 日本人にもデトックスを体験してもらえるよう活動されていますね。

3.11以降、日本でも放射能汚染という問題が生じ、このデトックス法が必要だという強い思いをもって活動。レモン水とミネラルたっぷりのハワイ島産のディープシーソルトで、日常で手軽にできるデトックスを呼びかけています。また、海水の他、フルーツスムージーや野菜ジュース、味噌汁を飲み、固形物こそ摂りませんが体に必要なビタミン、ミネラル、酵素の栄養素はしっかり摂るマイルドな断食ですので、それほどハードルは高くないと思います。

 

HLC 近年の日本人の健康に関して心配していることなどはありますか?

ハワイ島にデトックスを体験しに来られる方たちを見ていると、女性のケースになりますが、ストレスが原因で慢性の便秘を抱えていたり、生理痛や子宮筋腫で悩んでいたり、薬を多用していたりと、体の中がボロボロという人が少なくありません。そして、体が喜ぶ物をちゃんと食べていない。食べた物によって私たちの心身はつくられているので、何を食べるか、どう出すかは大切なのです。デトックスは体の内側をキレイにし、健康をつくり出す方法です。腸は免疫力や精神面にも大きく関係している器官ですので、腸を健康にすることで、肌もキレイになるし、オーラも輝きます。

 

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HLC 心身の健康を得て、新しい人生を切り開いてきた野崎さんから、日本の女性に向けてメッセージをお願いします。

女性には月経があり、毎月自然にデトックスしているため男性より長生きだといわれます。それでも解毒・排泄が追いつかないのが現代生活。食べる物、肌につける物、居住環境など、自分を大切にして意識的に選択してください。また、ケアする時間や自分の真実とつながる時間をもつよう心がけるといいですね。例えば、自然の中で深呼吸をするとか、ヨガのクラスに参加するのもいいでしょう。自分の好きな人や動物と一緒にホッとする時間を作るのでもいい。ハートに栄養を与えてあげる時間を大切にしてください。ハワイ島には、大自然のマナ(パワー)があり、野生のイルカもたくさんいます。居るだけで元気になり浄化が進む島なので、ぜひ遊びに来てリフレッシュ&リセット活用してほしいと思います。

 

HLC ありがとうございました。

 

【Profile】
東京生まれ。桐朋女子学園卒業、青山学院女子短期大学英文科卒業。野生のイルカと泳ぎ、人生の大変革を体験。2000年よりハワイ島に移住。以降、ハワイ島を拠点に人々がイルカと触れ合い、より幸せで健康でいるための癒しの場を提供。ハワイの生活の中からハワイアンデトックスを考案し、ハワイ島と日本を拠点に心身の健康促進活動を展開している。主な著書に『イルカと逢って、聞いたこと』(講談社)、『イルカのアヌーからの伝言』(マガジンハウス)、『ハワイアンリラックスのすすめ』(大和出版)など。

オフィシャルサイト http://www.dolphin.or.jp/

【information】
野崎友璃香さんと行くハワイ島・4泊5日ドルフィンヒーリング習得ツアー

開催日:2013年9月12日(木)~16日(祝)
ハワイ島の大自然の中でイルカと遊び、エネルギーをチャージ。
楽しみながらドルフィンヒーリングのスキルを学べるツアーです。

詳細はこちら http://www.dolphin.or.jp/program/manahealing/

【取材後記】
イルカのこととなると、野崎さんの目が一段とキラキラし出す。人間のように国境線を引くこともせず、世界中をのびやかに泳ぎ回り、仲間と尊重し合いながら生きているイルカは、人類よりも進化している存在だと言います。そんなイルカに学び、多くの時間を共に過ごしてきた野崎さんは、まるで“地上のイルカ”のような方。ハートを大切に、心身健やかに生きることの大切さを教えていただきました。猛暑の東京、コンクリートジャングル。あぁ、イルカと泳ぎたい!