【ハワイの花のある暮らし】ハワイ州のシンボルツリーでモロカイ島の花、ククイの木
- 2020/05/20

aaloha! ラニハワイの代表のYOJIです!

ハワイからプルメリアやハワイの植物を輸入販売しております。

もっと身近にプルメリアやハワイの花を感じてもらいたいと思い、連載を始させて頂くことになりました。お付き合いよろしくお願いします!

 

レイにも使われるククイの花

中心が黄色の白い花は直径5mmほどの小さなお花。

 

ハワイ州の州木であるククイは、ポリネシアンに持ってこられた有用なカヌープランツの一つです

英名でキャンドルナッツツリーと呼ばれ、油分の多い種子はそのままろうそくに使っていたそうです。また、豚の神の象徴とされ、神聖視されていたのもハワイ州の木になった要因とされています。

ククイの実。花が咲き、受粉されると実ができるが花数にするとかなり少なくなる。

完熟した実を開くと2つの種子が入っている。これを磨くとレイになる。

 

ククイの実にはたくさんの油分があり、このククイオイルは身体にも良いとされ、近年コスメオイルのベースとしても使われている。

また、ククイの実をポキの調味料をとして使われており、ハワイアンやローカルにに愛されています。

双葉は丸い葉でその後にククイのヤツデの様な星型の葉になる。

新しい葉は、シルバーに輝き森の中で簡単に見つけることができる。

ククイの自生エリアは、雨の多い場所なので雨に流され、群生することが多い。

ククイの種子は硬い殻に守られているので発芽に時間がかかり、発芽直後の苗を輸入する。

 

ククイの有用性はまだあり、樹液は防水加工や皮膚の軟膏に使われていた。また、樹皮は皮をなめすのに使われていた。ククイの根は、薬用から塗料にも使われており、全てが有用で重要な植物になっていた。

近年は、植栽にも見直されてワイキキやアラモアナショッピングセンターでも見ることができる様になった。

ハワイアンにとっていかにククイの重要性を謳っているプレート。

遊歩道に植えられているククイの木。

20mほどに成長するククイの木、新芽はシルバーの被毛に覆われている。

鉢植えで日本でも比較的簡単に育てることのできるククイ

 

ククイの育て方

鉢植えで育てます。光当りの良い場所が良いですが、耐陰性もあるので一般の観葉植物の様に育てることも可能ですが、花を咲かせるには、暖かい時期に外に出してあげると良いです。

活性期の5月~10月頃までは屋外で、冬場は昼と夜の温度差の少ない明るい室内に置いてください。通年室内で管理する場合は、月に一度ほど葉の両面に葉水をすると良いです。

お水は、活性期は葉っぱの表裏にもお水がかかるようにたっぷりあげます。完全に鉢内が乾いたらたっぷりあげてください。

寒い時期は、霧吹きなどで与える量を減らし午前中の暖かい時間に与え、夜には表土が乾く量で良いです。湿地帯に自生しているので用土は、観葉植物の土で良いですが、根腐れなど育成に自信のない方は、プルメリアの土などの水はけの良い配合の土を使ってください。

肥料の与える時期は、活性期の5月~10月頃に生育に合わせてあげてください。基本的に置き肥を与え、生育に合わせ液肥も与えます。

屋外では害虫は付きづらいですが、室内で通気性が悪くなるとコナカイガラムシなどが見られます。葉水で予防ができますが、ひどい場合は薬で対応します。
たまに葉裏の葉脈部分を見てあげてください。

ハワイ語:ククイ
英語表記:Kukui

【参考資料】ハワイの花のある暮らし

 

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黒川洋司
高校からマウイ島に移住し、マウイ大学を経てダイビング、サーフィンの現地サービスを主宰。帰国後、マリンスポーツやハワイ旅行関係の出版社でカメラマンとして勤務。現在は、広告や雑誌、WEBでの撮影の仕事と奥様の佐知子さんとLani Hawaii [ラニハワイ]とClub Marine[クラブマリン]を運営。

Lani Hawaii [ラニハワイ] http://lanicafe.com/
Club Marine[クラブマリン] http://www.clubmarine.co.jp/

【参考資料】
プルメリアブック (Coming soon!)
Plumeria in Hawai‘i