【ハワイの花のある暮らし】ハワイの伝統工芸の材料のラウハラ
- 2020/03/20

aaloha! ラニハワイの代表のYOJIです!

ハワイからプルメリアやハワイの植物を輸入販売しております。

もっと身近にプルメリアやハワイの花を感じてもらいたいと思い、連載を始させて頂くことになりました。お付き合いよろしくお願いします!

 

マウイ島ハナの国立公園内にあるハラの林。海岸線の近くに自生することが多い

 

ハラ(ラウハラ)は、ハワイの人々の生活に深く関わる植物です。
「ラウ」はハワイ語で「葉」を意味し、「ラウハラ」とは「ハラの葉」の意味です。

ハラの葉は、編んでマットの屋根の材料、カヌーの帆などに使われていた

パイナップルの様なハラの若い実。熟してくるとオレンジ色に変わりレイの花材にも使われる

ハラの種子。繊維が多く筆や歯ブラシなどに使われていた

ハラの木は、根や花は薬にも使われていたようで、ハワイアンにとって重要なネイティブプランツだったようです。

木の幹からタコの足のような根(気根)が特徴です。長さ1m~1.5mのハリのある肉厚な葉には、とげがあります。

ハラの幼苗。乾燥に強く丈夫なタネは海に流されても発芽することができ、自生テリトリーを増やす

ジャングルの奥にあったハラの大木は立派な気根で覆われ幹が見えないほどにバリエーションの多いハラの木

このハラは、トゲが赤くなる種類

マウイ島ハナにあったシルバーの葉を持つハラ。葉の長さも短く尖った印象

海が似合うハラの木。手前にあるのがビーチナウパカ、両方とも海岸線に多く自生している

ハラの葉をきれいになめして細く裂いて模様を作ったりする工芸品。
様々なタイプのアクセサリーも楽しめる

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ラウハラの育て方

鉢植えで育てます。耐陰性もありますが、成長が遅くなるので日光が当たる場所に置いてください。室内で管理も可能なので、観葉植物としても楽しむことができます。

室外で暑すぎてしまう場合は、床と鉢の間にスノコや台などを使って空間を作ることで温度の上昇を防げます。活性期の5月~10月頃までは屋外で、冬場は昼と夜の温度差の少ない明るい室内に置いてください。

お水は、活性期は葉っぱの表裏にもお水がかかるようにたっぷりあげます。完全に鉢内が乾いたらたっぷりあげてください。

寒い時期は、霧吹きなどで与える量を減らし午前中の暖かい時間に与え、夜には表土が乾く量で良いです。用土は、プルメリアの土などの水はけの良い配合の土を使ってください。

肥料の与える時期は、活性期の5月~10月頃に生育に合わせてあげてください。基本的に置き肥を与え、生育に合わせ液肥も与えます。

株が大きくなると、子株が根本にできます。ある程度大きくなったら、わけて増やすことができます。屋外では害虫は付きづらいですが、室内で通気性が悪くなるとコナカイガラムシなどが見られます。葉水で予防ができますが、ひどい場合は薬で対応します。

ハワイ語:ハラ
英語表記:Hala

 

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黒川洋司
高校からマウイ島に移住し、マウイ大学を経てダイビング、サーフィンの現地サービスを主宰。帰国後、マリンスポーツやハワイ旅行関係の出版社でカメラマンとして勤務。現在は、広告や雑誌、WEBでの撮影の仕事と奥様の佐知子さんとLani Hawaii [ラニハワイ]とClub Marine[クラブマリン]を運営。

Lani Hawaii [ラニハワイ] http://lanicafe.com/
Club Marine[クラブマリン] http://www.clubmarine.co.jp/

【参考資料】
プルメリアブック (Coming soon!)
Plumeria in Hawai‘i