【ハワイの花のある暮らし】王女が愛したレイフラワー
- 2020/01/20

aloha! ラニハワイの代表のYOJIです!

ハワイからプルメリアやハワイの植物を輸入販売しております。

もっと身近にプルメリアやハワイの花を感じてもらいたいと思い、連載を始させて頂くことになりました。お付き合いよろしくお願いします!

新年最初のお話は 、プルメリアの次に人気のあるピカケを紹介します。
ラニハワイでは、プルメリアの次に人気のハワイアンフラワーです。

香りがとても良いので香料の原料に使われたり、ジャスミンティーのお花でもあります。

ピカケの由来は、王女プリンセス カイウラニがこよなく愛した花で、ワイキキにあった王室の庭にこのピカケを植え、楽しんでいたそうです。そして、プリンセスは、惜しくも23歳の若さで亡くなってしまいました。その庭には、共に愛した孔雀とジャスミンが残り、王女を偲んでピーコック(孔雀)ジャスミン=ピカケになったそうです。

レイを編むときは、開花手前の花を摘んで数珠繋げに編んでいきます

八重咲きのピカケは、花もちが良いので長く楽しめます

ピカケのレイには、数百枚の花が必要になり、そのレイを編むにはとても大変です。香りがとても良く、結婚式の新婦に捧げるレイとしても有名です。ただ薄い花びらを何百枚も使うので、滅多に見ることができません。

また、ピカケと愛を謳うロマンティックなフラソングが多くあり、踊られた方もいると思います。

ハワイ島にコナ空港のコンコースにあるフラの銅像の周りには、ピカケが植えてあります

同じコナ空港の空港ターミナルにもピカケの植栽を楽しめます

ピカケは比較的に寒さに強く、容易に育てることができます。あまり雪の降らないエリアであれば、路地植えでも育てている方もいらっしゃいます。

ピカケは、鉢植えで育てることができます

 

ピカケの育て方

基本的に鉢植えで育てます。半つる性で活性期は生育旺盛で広がりやすいです。あまり伸びてしまうと花付きが悪くなるので、剪定してあげると花が咲きやすくなります。

小さめの株は、ハイドロカルチャーでも育てることができます。関東以南の温暖なエリアであれば、屋外での越冬も可能です。ただ、葉が落ちてしまうと春の開花時期が遅れるので、室内管理で越冬させた方が、花の時期を長く楽しめます。

耐陰性もありますが、光量が少ないと花付きが悪くなってしまいます。なるべく、日照時間の長い南向きの日当たりの良い場所に置いてください。

暑すぎる場合は、床と鉢の間にスノコや台などを使って空間を作ることで温度の上昇を防げます。活性期の5月~11月頃までは屋外で、冬場は昼と夜の温度差の少ない明るい室内に置いてください。(最低気温が10度を超えたら屋外へ10度を下回り始めたら室内へ)

お水は、活性期は葉っぱの表裏にもお水がかかるようにたっぷりあげます。表面が乾いたらたっぷりあげてください。寒い時期は、与える量を減らし午前中の暖かい時間に与えます。用土は、観葉植物の土を使ってください。

肥料は通年与えて良いですが、生育に合わせて活性期に多めにあげ、寒い時期は控えめに与えるようにします。寒さには比較的強いです。花が終わる度に、花のすぐ下を選定することで表面積が増え、花付きも良くなります。2年ごとに一回り大きな鉢に植え替えると良いです。

特に室内育成中や通気性が悪くなるとコナカイガラムシやカイガラムシ、オンシツコナジラミなどが見られます。表裏の葉水で予防除去ができますが、ひどい場合は薬で対応します。

ハワイ語:ピカケ
和名:マツリカ
英語:Pikake

 

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黒川洋司
高校からマウイ島に移住し、マウイ大学を経てダイビング、サーフィンの現地サービスを主宰。帰国後、マリンスポーツやハワイ旅行関係の出版社でカメラマンとして勤務。現在は、広告や雑誌、WEBでの撮影の仕事と奥様の佐知子さんとLani Hawaii [ラニハワイ]とClub Marine[クラブマリン]を運営。

Lani Hawaii [ラニハワイ] http://lanicafe.com/
Club Marine[クラブマリン] http://www.clubmarine.co.jp/

【参考資料】
プルメリアブック (Coming soon!)
Plumeria in Hawai‘i