【Aloha Interview Vol.98】プロサーファー 橋本梨花さん
- 2018/09/27

ハワイ・ライフスタイル・クラブのオンラインショップにモデルとして登場していただいている橋本梨花さん。小麦色の肌にキュートな笑顔がハワイのロコガールをイメージさせる彼女は、実はプロサーファー。現在はプロとしての活動を一旦休止し、将来の夢に向けて少しずつ歩みを進めています。そんな彼女に、子どもの頃から続けて来たサーフィンの魅力やこだわり、思い描く未来についてうかがいました。


HLC まずサーフィンを始めたきっかけについて教えてください。

—— 父がサーフィンをしていたので、幼い頃からよく海に連れて行ってもらい、海水浴の延長でボディーボードなどをやっていました。サーフィンを始めたのは小学5年生の時です。知り合いの女性が出場するアマチュアの大会を父と見に行ったのですが、なんと彼女は予選から勝ち進み見事に優勝。その姿を見てすごくかっこいいと思い、父にお願いしてサーフィンを教えてもらうことになりました。

 

HLC いつ頃からプロになることを視野に入れていたのですか?

—— 中学2年生の時、父の勧めで初めて大会に出ました。試合のシステムもよく分からなかったのですが、6位まで表彰してくれる大会で4位に入賞。楽しくて、それからよくコンペに出るようになりました。やるからには極めようと思い、高校に入る頃にはプロになることを意識していましたね。それで19歳の4月にプロテストに合格し、プロサーファーとして活動することになります。

 

HLC アマチュアとプロではやはり違いますか?

—— 技術はもちろんですが、試合の運び方、メンタル面、考え方などに大きな違いを感じました。アマチュア時代から父がコーチだったので、そういうことを教えてもらいながら練習をしていましたが、全くレベルが違ったのです。プロの厳しさを感じましたが、もともとゆっくりサーフィンを楽しむというよりも試合が好きだったので、出るからには成績を上げようと頑張りました。

 

HLC コンペが好きというのは珍しいですね。

—— 練習した分だけ結果で帰ってくるので、分かりやすいから好きです。負ける理由もなんとなく始まる前から分かっている。そもそも練習で失敗していたら試合で成功することはありません。試合が好きということを自分の強みとしてプラスに考えています。

HLC 現在は一旦プロ活動を休止されていますが。

—— これまでサーフィンしかしてこなかったので、一度社会に出て将来のために必要な資格を取っておきたいと思い、今はスポーツジムでインストラクターとして働いています。またプロに戻るつもりですが、最終的には海で仕事をしていきたいですね。先日アスリートフードマイスターの資格を取ったので、次はヨガのインストラクターの資格を取り、サーフィンやヨガ、食を通してトータルで海の魅力を伝えていきたいと思っています。

 

HLC ご自身で描いている将来像はありますか?

—— 憧れているのは、ケリア・モニーツ(ハワイ/ロングボードのワールドチャンピオン)です。サーフィンのうまさだけでなく、彼女のライフスタイルやファッション、食生活など全て真似したくなります。海に関わる女性として、サーフィンだけでなくトータルで魅力的な女性になりたいですね。そして自分の活動を通して海に来てくれる人、ロングボードに興味を持ってくれる人が増えたらうれしいです。

 

HLC 橋本さんが考える海の魅力とは?

—— 一度サーフィンから離れて改めて思ったのですが、そもそも海に入ったり、見たりしているだけで疲れが取れたり、忙しい毎日が一旦リセットされ、落ち着きを取り戻したり。海にはそういう力があると思います。「海の前では無心になれる」と皆さんが言う意味が分かってきました。

 

HLC  サーフィンのどんなところが好きですか?

—— サーフィンは難しいスポーツだと思います。波は人工のものではないので反復練習ができませんし、自然の現象に自分を合わせていかなくてはなりません。逆にそこが面白いと感じます。簡単にでることではないので、たくさん考えて、集中してやっとできた時に達成感がある。自然と一体化まではいかないにしろ、自然に自分を合わせていくスポーツはなかなかありません。

HLC  サーフィンといえばハワイですが、行かれたことがありますか?

—— 小学生の時に家族旅行で行きました。その時のことはよく覚えています。カルチャーの1つとしてサーフィンが根づいていたり、ビーチにサンセットを見に行く習慣があったりと、生活の中に当たり前に海があります。そして海を楽しんだ後はおしゃれなカフェへ。街と海が近いのが印象的でした。ハワイには海以外に山も滝もあり、自然の中で遊ぶことが普通。また行きたいですね。

 

HLC ありがとうございました。

 

【Profile】
はしもと・りか 1996年、千葉県生まれ。日本プロサーフィン連盟(JPSA)公認プロ契約ライダー。小学5年生でサーフィンを始め、19歳でプロテストに合格。第49回全日本サーフィン選手権 ロングボードウィメンクラス優勝など数々の成績を収める。2016年JPSAロングボード年間ランキング15位。2016年度JPSAルーキーオブザイヤー獲得。

【編集後記】
しっかりとした将来像をもち、描く未来に向けて着々と歩みを進めている橋本さん。「サーフィンしかしてこなかったから・・・」と時折不安げな表情を見せることもありましたが、むしろ1つのことをがむしゃらにやり続けてきたことに強い意志を感じました。これからどのような道を歩むのか楽しみであり、その活動を応援してきたいです。