英語ができなくても大丈夫!? ハワイで暮らすための英語力って?
- 2018/05/09


ハワイに暮らすことを考えると、頭をよぎるのが「日常会話」への不安。英語をしゃべれなくても、旅行で訪れる分にはそこまで不自由さを感じませんが、住むとなると事態は変わるのでしょうか?

ハワイ在住ライター・相原光さんが書く、第15回の『ハワイに住もう』はハワイの英語事情がテーマ。

どこまでの英語力が必要なのか、これから居住を考えている方はぜひご確認ください。

【ハワイに住もう】過去のコラムはこちら>>

 

ハワイに住むならどれくらいの英語力が必要なのか?


これは、具体的な情報が知りたい分野の1つではないでしょうか。とはいえ、「これくらい」とはっきり規定するのはちょっと難しい問題といえます。ハワイに住むといっても様々なケースがあり、生活スタイルや生活環境によって必要な英語力は異なるからです。

ただし、極論すれば、英語がしゃべれなくてもハワイで生活することは可能です。

 

英語がしゃべれなくても生活できる!?


なぜ英語がしゃべれなくても生活できるのか? ハワイに限らず大都市では日本語で受けられるサービスが行き届いているので、生活するだけなら英語がしゃべれなくても何とかなってしまうのです。

公共機関や病院、銀行、弁護士、会計士、不動産会社など、大抵は日本語での対応を提供しているところがあります。ただし、日本語での対応は有料となるケースもあり、英語よりは割高になります。

また、英語で直接やりとりができないと時間もかかりますし、運が悪いと詐欺にあうという可能性も。英語が分からないと、詐欺にあったことすら気づかないなんてことも起こります。

英語がしゃべらなくても生活はできますが、「しゃべれるに越したことはない」のは言うまでもありません。

 

英語は1年でマスターできる?


「英語圏に1年住めば英語はマスターできる」という都市伝説がありますが、はっきりいって無理! よっぽど語学の才能がある人は別ですが、1年くらいだと「自分がどれくらいしゃべれないか」を実感する程度ではないかと思います。

英語の上達にはもちろん個人差がありますが、英語だけしか使えない環境(結婚相手が英語しかしゃべれない、周りに日本人が1人もいないなどの環境)で生活している人は、ものすごく上達します。

逆に、ほとんど日本語で生活している人は、上達するのが難しくなります。身近な人が通訳をしてくれる、周りに日本人しかいないという環境だと、何年たっても英語がしゃべれないということになります。

大人が1年で英語をマスターするのは至難の業ですが、子供は別。高校生くらいまでに英語圏に移住した場合、1年もかからずにほぼネイティブレベルで英語がしゃべれるようになるのが一般的。

大学生になってから留学した場合は、個人の能力や生活環境によって大きく変わってきます。

 

移住前に勉強するべき?


ハワイに住むことが決まっている場合、移住前に勉強するべきかどうか? 実際に日本から移住した人に話を聞いてみたところ、「勉強した方がいい」と「勉強しなくていい」の2派に意見が分かれました

●勉強しなくていい派
・ちょっとくらい勉強してきても、たいして役にたたない。
・実際に住んでみないと英会話で必要なことなんて分からない。
・住んでいればある程度は自然と上達する。
・短期間英会話スクールに行ったくらいではほとんど意味がない。実践で学べばよい。

●勉強するべき派
・全然勉強しないで移住してみて、後で後悔したから。事前にもっと勉強しておけばよかったと思う。
・英語が苦手だったので、英語が話せる人に頼ってばかりいて、全然上達しなかった。
・事前に勉強しておけば、後がラク。全く勉強しないで移住した人は、大変そうだった。

 

ネイティブ英語を話す必要はない?


「ネイティブみたいに英語をしゃべりたい」という願望をよく耳にしますが、これって本当に必要なのでしょうか

アメリカは多民族の国なので、英語が第二外国語という人がものすごく多い。ハワイも例外ではなく、自宅で英語以外の言語を使用している世帯が、なんと全体の24.8%を占めているのです。4世帯に1世帯は、英語が第二外国語ということになります。
【参考:Hawaii Economic Issues Date Report 2011】

実際、私の隣人は、フィリピン人、ラオス人、ベトナム人、マイクロネシア人で、英語は第二外国語。全員が異なるアクセントの英語を話します。こういう環境では、いわゆる「ネイティブ英語」は必要ないというか、役に立ちません。お互いの歩み寄りが必要になってきます。

また、アメリカ人にとって、日本人は見た目が「外国人」なので、基本的に外国人扱いされます。「あ、この人は外国人だから、英語は第二外国語なんだな」と認識されるので、「ネイティブ英語」を期待されることもありません。そこで「ネイティブ」のフリをする必要ってないのですよね。

 

しゃべれないよりはしゃべれる方が楽しいし、生活しやすい


ここまでいろいろ書いてきましたが、私自身、英語の達人ではありません。ハワイ在住10年ですが、「もっと上手くしゃべれるといいなあ」とよく思います。

1つだけアドバイスとして言えるのは「大きい声で話す」ということ。発音やアクセントの問題ではなく、単に声が小さいから通じてないということがよくあるのです。日本人は声が小さい人が多いので、日本語のときよりも大きめにしゃべると通じやすくなるのでオススメです。

英語はしゃべれないよりはしゃべれる方が楽しいし、生活しやすい。魔法のように突然上達するということはないので、地道に努力するしかないかなと思います。

 

相原光
ハワイ島在住フリーランスライター兼SUSHI屋のおかみ。群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年ハワイ移住後、ハワイの文化歴史や美容・健康・レストラン・スポーツ・ビジネス・音楽・アート・農業など、あらゆる分野で記事を執筆。ハワイの著名人へのインタビューは百名を越える。2012年に夫婦で持ち帰り寿司店をオープン。ライターとして活動しつつ、寿司屋のおかみとしても格闘中。

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