【ハワイに住もう】暮らすなら西か東か?季節以外に場所で異なる気候
- 2018/04/09


ハワイが多くの人を惹きつける理由の1つとして、気候に恵まれていることが挙げられるのではないでしょうか。年間を通して気候が安定しているので、過ごしやすいというイメージがあると思いますが、気温や降雨量は場所によって大きく異なります

ハワイ在住ライター・相原光さんが書く、第14回の『ハワイに住もう』は、生活スタイルに大きく影響するハワイの気候がテーマ。

ハワイに住むなら、事前にきちんと調べておくべき重要な情報になります。

【ハワイに住もう】過去のコラムはこちら>>

 

ハワイの季節は雨季と乾季の2つ


日本の四季とは少し異なり、ハワイの季節は「雨季」と「乾季」の2つに分かれています。雨季はだいたい11月から4月まで、乾季は5月から10月まで。

雨季の平均気温は29.4度、乾季は25.6度で、夜間は日中よりも12度くらい低くなります。

・雨季:11月~4月 平均気温29.4度
・乾季:5月~10月 平均気温25.6度

乾季は基本的に天気が安定していて、日本に比べると湿度も低く過ごしやすい時期です。スコールのような激しい雨が降ることもありますが、何日も雨が続くということはあまりありません。

一方、雨季はその名の通り雨が多く、何日も雨が降り続くことも。雷を伴う大雨が降ることもあります。(特に、2017年から2018年にかけての乾季は例年に比べて雨がとても多く、数週間降り続いた時期もありました)ただし、これはあくまでも平均値ということをお忘れなく。

 

ハリケーンのシーズン


雨季とは別に、ハワイでは6月1日から11月30日までがハリケーンのシーズンとなっています。日本の台風のシーズンに相当し、ハワイにハリケーンが上陸する可能性がある時期です。

ハワイを含む太平洋北中部エリアで、ハリケーンが発生する回数は、年間平均4.5回。日本に比べるとかなり少なめです。

とはいえ、これは平均なので、その年によってバラつきがあります。近年では、2015年に例年をはるかに上回る15回の発生が記録されました(熱帯性低気圧も含む)。アメリカ本土に比べると、大型ハリケーンが直撃する可能性は低いのですが、数年に一度は大きな被害を受けています。

ハワイの場合、ハリケーンでなくても大雨が降ったり強風が吹いたりすると停電することがよくあります。特に、田舎では強風で木が倒れて電線が切れるといった事故が、本当に多発しています。

悪天候の際は「停電になる可能性がある」ということを、心に留めておいた方がいいと思います。

 

場所による違い「島の東側は雨が多く、西側は乾燥している」


ハワイの気候は、「島の東側は雨が多く、西側は乾燥している」というのが基本です。これは、島の地形北東貿易風が関係しています。

ハワイでは年間を通して北東からの貿易風が吹いています。各島の中央には山があるので、湿気を含んだ風が山にぶつかって雨を降らせるため、島の東側は雨が多くなるわけです。

一方、西側には雨を降らせた後の乾いた風が流れこむため、乾燥していて晴天になることが多いのです。天気がよい分、気温も高めになります。

ワイキキの天気がよいのはまさにこのため。オアフ島の場合、ホノルルはコオラウ山脈の西側に位置し、貿易風の風下になるので、乾燥していて天気がよいことが多いのです。ホノルルはハワイの中でも最も天気のよい場所の1つといえます。

ハワイ島もまったく同じで、東側のヒロは雨が多く、西側のコナは乾燥していて天気がよいのです。

西と東という位置だけでなく、標高も気候に関係してきます。標高が高い場所は涼しく、雨が多いという特徴があります。

例えば、ハワイ島のヴォルケーノ付近の住宅街は、標高が1000メートル以上あるので海辺に比べると7度くらい温度が低くなります。朝晩は冷え込むので、ハワイとはいえ暖房が必要なことも。

また、標高が高いと気温だけでなく水の沸点も低くなるので、米や麺類を調理する時にうまくいかないという可能性も出てきます。

 

西と東、どっちが住みやすい?


ハワイに住む日本人の90%以上がオアフ島のホノルルに住んでいるといわれていますが、上記のような気候のよさが大きく影響しているのではないかと思います。

私もワイキキに3年ほど住んでいたのですが、とにかく天気はとてもよかったです。気温が高く乾燥しているので、洗濯物が短時間で見事にパリッと乾きます。

乾燥しているおかげでお風呂などにカビが生えづらいのも利点の1つでした。ただし、肌も乾燥しやすいので女性は要注意!

また、日中はかなり暑いので、日本の真夏のような服装でないと過ごせませんでした。気温が低くなる雨季でさえ、ジーンズをはくのは暑い! ワイキキでは扇風機を使っていましたが、一年中窓を閉めたことがないくらい暑かったです。

ハワイで最も雨が多いといわれるハワイ島ヒロにも3年ほど住んだのですが、ワイキキとはまったく気候が違いました。

とにかく湿度が高くて、すぐにカビが発生してしまうのです! キッチンのシンク下などは、カビがひどくて使えないという話をよく耳にします。気温はワイキキに比べるとかなり低め。夜も冷えるので、長そでは必須。寝る時には窓を閉めていました。

雨が多いのはマイナスイメージかと思いますが、実は大きな利点があるのです。それは、水不足になりづらいこと。ハワイは慢性的に水不足なのですが、特に雨の少ない西側は水不足になりやすいのです。

ハワイ島では島の西側にリゾートエリアが展開しているため、ホテルなどに水を優先せざるを得ず、住民は水の使用を制限しなければならないという事態も珍しくありません。

暑い、涼しい、乾燥している、湿気が多い、どこも一長一短です。どんな気候環境が一番好きか、過ごしやすいと感じるか、人によってかなり違いがあると思います。自分はどんな気候が好きなのか、きちんと把握しておくことをオススメします。

 

相原光
ハワイ島在住フリーランスライター兼SUSHI屋のおかみ。群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年ハワイ移住後、ハワイの文化歴史や美容・健康・レストラン・スポーツ・ビジネス・音楽・アート・農業など、あらゆる分野で記事を執筆。ハワイの著名人へのインタビューは百名を越える。2012年に夫婦で持ち帰り寿司店をオープン。ライターとして活動しつつ、寿司屋のおかみとしても格闘中。

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