【ハワイに住もう】可愛いゲッコウが電気製品故障の原因に?自然豊かな現地の虫トラブル
- 2018/03/09


自然豊かで暖かなハワイは、人間が住みやすいと思うように、虫にとっても楽園のような場所。旅でちょっと立ち寄るだけでは気付かないかもしれませんが、案外虫トラブルが多かったりします。

ハワイ在住ライター・相原光さんが書く、第13回の『ハワイに住もう』は、暮らしていく上で避けて通れないハワイの虫事情がテーマ。

苦手な方は多いと思いますが、一読しておくと心構えができていいかもしれませんよ!

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ハワイはとにかく虫が多い!


気候や環境の影響で、日本に比べるとはるかに虫が多いのです。しかも、日本のような冬はないので、年間を通して虫が活発に活動しています。「自然が豊富」というのは、「虫が多い」ということでもあるのです。

観光旅行ではあまり感じないかもしれませんが、「住む」となると、害虫は重要な問題。「熱帯は虫の宝庫」という現実を認識しておきましょう。

さて、どんな虫が多いのか? 種類も数も実に多いので一口では言えないのですが、日常生活に深く関わってくるのは、アリやゴキブリ白アリなどなど。ゲッコー(ヤモリ類)やトカゲカエルムカデなども家の中に入ってきます。

ハワイは開放的な建築スタイルが主流なので、虫が出入りしやすいのです。かといって、密閉してしまうと暑いので、住宅はどうしても隙間が多い。すべての虫をシャットアウトするのはおそらく不可能。虫の絶滅を目指すよりは、共存を目指した方がはるかに気がラクです。

 

ハワイでもヒアリが大問題


近年ハワイで大問題になっているのが「リトル・ファイア・アント」。これは日本で発見された「ヒアリ」の近親種で、強毒を持っているのが特徴です。刺されると強烈な痛みとかゆみが発生します。患部はみみずばれのように腫れあがり、何週間も跡が残ることも。

体長は約1.5㎜と極小で、色はオレンジ色。動きが遅く、物陰を好みます。家の中にも侵入してくるので、注意が必要です。アリが生息している地域では、室内でも肌の露出をひかえ、床に直接座ったりしないようにしましょう。

駆除法としては、専用の殺虫剤や毒餌がありますが、巣ごと駆除しないとあまり意味がありません。小さい子供やペットがいる家庭は、毒餌を使いづらいという問題も。これといった解決法がないので、皆頭を悩ませています。

実際、私は何度も刺されております。しかも、まぶたを刺されたこともあり、ものすごく腫れました。あまりにも痛みや腫れがひどい場合は、医師の診断を受けることをお勧めします。

現在、オアフ島、カウアイ島、マウイ島、ハワイ島で生息が確認されています。今後も生息域が拡大する可能性大!

また、ハワイで避けられない害虫の筆頭と言えば、ゴキブリ。ゴキブリはもともと熱帯に生息する昆虫なので、ハワイはまさに天国。大小さまざまな種類のゴキブリが生息しています。古い建物は特に要注意。住宅だけでなく、車の中にも侵入してきます。

撃退法は日本と同じ。殺虫剤や毒餌、粘着シートで駆除するしかありません。家の中をどんなに清潔に保っても、外にはどこにでも生息しているわけですから、根絶するのはかなり困難です。

 

雨の日はムカデに注意


戸建てに住んでいると出くわすのが「ムカデ」。家の中で見つけると、かなりびっくりします。住んでいる環境によってムカデ出現率は変ってきますが、私の場合、1年に2・3回見かける程度です。

ムカデは乾燥を好むので、雨が降ると住宅に侵入してくることが多いのだそうです。また、夜行性なので、昼間見かけることはあまりありません。

殺虫剤などで刺激すると、かえって激しく抵抗するので、家の中でムカデを見つけたら、私は箒などでサッと外に出してしまいます。

靴の中やベッドの上、洗濯物の中にムカデが入っていたという話しを時々耳にします。噛まれるとかなり腫れる場合もあります。痛みや腫れがひどい場合は、医師の診断を受けた方がよいでしょう。

ただし、ムカデはゴキブリなどの害虫を食べてくれる「益虫」でもあるのです。ゴキブリはたくさん食べてほしい!

 

ゲッコーで電気製品が故障?

写真:Hawaii Tourism Authority/Pana Edmunds


電気製品の故障につながる意外な原因のひとつが、ゲッコーなどのヤモリ類。冷蔵庫の修理業者から伺ったのですが、家電にゲッコーがまぎれこんで故障するということがよくあるのだそうです。

実際、我が家でもプリンターにゲッコーの尻尾が挟まったことがあり、取り除くのに苦労したことがあります。

ヤモリ類は虫を食べてくれるので、ムカデ同様「益虫」でもあります。見た目もかわいらしいので、ハワイではキャラクター化している種類もあります。

 

虫が苦手な人にハワイ生活はキビシイかも?


正直言って、虫が嫌いな人にハワイ生活はキビシイかも? とにかく、いつでもどこでも虫がいるので、完全防御は不可能。本当に虫が苦手な人は、ハワイのような熱帯ではなく、寒い地域に住むことをお勧めします。

ハワイで生まれ育った人は、基本的に虫のことをあまり気にしていません。ゴキブリやムカデも素手や素足で退治してしまします。ゴキブリを見て悲鳴をあげるのは、日本人くらいかも? ハワイでは、虫がいるのがあまりにも当たり前なので、地元民は特に反応しないのです。

日本人に「虫嫌い」があまりにも多いのは、日常的に虫を見かける機会が少ないからなのでしょう。それだけ日本が都市化しているということだと思います。自然が豊かということは、昆虫も暮らしやすいということなのです。

相原光
ハワイ島在住フリーランスライター兼SUSHI屋のおかみ。群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年ハワイ移住後、ハワイの文化歴史や美容・健康・レストラン・スポーツ・ビジネス・音楽・アート・農業など、あらゆる分野で記事を執筆。ハワイの著名人へのインタビューは百名を越える。2012年に夫婦で持ち帰り寿司店をオープン。ライターとして活動しつつ、寿司屋のおかみとしても格闘中。

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