【Aloha Interview Vol.91】トロピカルイラストレーター/マイティ・スーさん
- 2018/02/27

まぶしい太陽や豊かな自然が似合うロコガールを描く、マイティ・スーさん。街中やお店で、マイティ・スーさんのイラストを見かけたことがある方もきっと多いのではないでしょうか。トロピカルイラストレーターとして活躍の幅を広げ続けている彼女に、作品やライフスタイルについてインタビューしました。


HLC トロピカルイラストレーターとして活動をはじめたきっかけは何でしょうか?

――小さな頃から少女漫画が大好きで、自分でも女の子の絵をずっと描いてきました。フラを始めた影響もあってか、自分の描きたい方向性が定まり、2009年から活動をスタートしました。

「トロピカル」という言葉は古い印象がありつつも、イメージが湧きやすいキャッチーな言葉だと感じていて。自分が描きたいものと、この言葉がかっちりリンクすると思ったので、この肩書にしました。

 

HLC フラを始めたのは、元々ハワイがお好きだったからでしょうか?

――以前からハワイは好きなんですが、始めた理由はちょっと違うんです。実は、主人の友人の結婚式に、男女混合でできる出し物を考えていて、候補にあがったのがフラだったんです。ちょうど映画『フラガール』の公開が控えていた時期で、世間的にもフラに注目が集まっていました。

「1曲踊れるようにレッスンさせていただけませんか?」と、様々なフラ教室に相談したところ、あるお教室の先生が承諾してくださったんです。10人くらいで一から稽古していただきました。皆で集まって練習を繰り返し、衣装も手作りして、無事にお披露目することができました。

その経験から、私だけすっかりフラに魅了され、もっと深く学ぶために教室に通うようになったんです。

出産してからはお休みしていますが、通っていた教室の発表会のパンフレットやチケットのデザインは今でもさせてもらったりして、関係がずっと続いています。

HLC イラストのインスピレーションはどこから受けていますか?

――ダンサーの方が知り合いに多いので、彼女たちのダンスを見て、ポージングのヒントにさせてもらっています。

あとは、昔の少女漫画を読むことですね。漫画のシーンで出てくる、女の子がお花を背負っている演出は、華やかでキュンとしちゃいます。そんな風に人物と情感をミックスしたような描き方には影響を受けています。

また、アラレちゃんやドラゴンボールといった少年漫画の影響を受けている一面もあります。自分のオリジナル作品の場合は、紫色や緑色など、斬新な髪色をロコガールのイラストに取り入れたりしています。

 

HLC マイティ・スーさんの描く女の子達はとても魅力的ですよね。モデルはいたりするのでしょうか?

――眉毛が太くて、まつ毛がたっぷりと長くて、頬が赤く染まっていて、小麦肌の女の子……。そんな子が自分の中で魅力的なタイプなんです。それこそ南国にいるような、フラやタヒチアンダンスをするような女の子。その理想の女の子が常に頭の中にいるので、それが自然とイラストに反映されています。

イラストを描き始めた頃は、小さな子どもをポップなテイストでよく描いていたのですが、だんだんオーダーイラストが増えて、大人の方を描くようになりました。女性の体のラインを研究するうちに、自然と今のマイティ・スーのイラストへと近づいてきました。

 

HLC なるほど。日頃はどこで制作を行っていますか?

――自宅作業が多いですね。5歳の息子がいるので、幼稚園にあずけてから帰ってくるまでの時間と、夜に寝かしつけた後の時間を制作作業にあてています。

生活のリズムが子ども中心になっているので、自然と規則正しい生活になっています。良いことだと思う反面、締め切りに追われると、そのペースを守ることが大変ですね。

HLC 確かに生活の延長上で仕事をしなければならない環境は、大変な時もありそうですね。イラストレーターをしてて楽しかったことは何でしょうか?

――以前は、人の輪の中に自ら入っていくようなタイプではなかったのですが、イラストの仕事をするようになって、人付き合いを深く、広めることができるようになりました。

色んな方と知り合うことで、お仕事関連のお声かけもいただくようになりましたね。常に出会いには感謝しています。

 

HLC イラストを描くときに大事にしていることは何ですか?

――イベントで私の絵に興味を持ってくださったお客様と話すと、いくつになっても絵をみて「かわいい!」と思ったり、「キュン」と感じたい人が多い気がします。私自身も少女漫画が与えてくれるそんな気持ちが大好きだったので、自分のイラストでそういった気持ちを届けることができていることが、とっても嬉しいなと思っていて。

これからもそんな風に人の心をときめかせることができるようなイラストを発信していきたいですね。

あとは、やっぱり応援してくださるお客様や友人達に対する感謝の気持ちも大切にしています。また、夫や息子には助けられてばかりで、家族なしではこの仕事を続けるのは難しいなと感じています。

例えば、土日にあるイベントに出店するときは、家族が一緒に出てくれて、手助けしてくれています。息子は小さいですが、邪魔せずに、「いらっしゃいませ」といった具合でお客様を出迎えてくれてます。夫は、私のイラストにアドバイスをくれる頼もしい存在でもあるんですよ。

そんな家族はもちろん、関わってくれる周りの皆さんにこれからも感謝の気持ちを忘れず、仕事を頑張っていきたいです。

 

HLC ハワイはお好きだとおっしゃっていましたが、どんなところが好きですか?

――ハワイは空港に降り立った瞬間から好きですね。降り注ぐ太陽や、爽やかな風を感じながらその場に立つだけで幸せな気持ちになります。どことなくアジアの趣きも至るところにあるような、様々なものが混ざった雰囲気も大好きです。

実は結婚式を挙げた場所でもあるので、夫婦としても大切な場所になっています。現地にいくと、ビーチでロコガールをチラ見したり(笑)、植物を見たり、ビショップミュージアムを訪れたりしています。

いつもオアフ島ばかりなので、カウアイ島に行ってみたいです!自然豊かな場所として知人にもよくオススメされるので、ぜひ行きたいなと思っていて。実際にいったら、イラストの参考にもなりそうですよね。

HLC これからチャレンジしてみたいことは何でしょうか?

――壁画です!以前、都内のハワイアンショップの壁画を手がけさせていただいた際に、植物の絵をテーマにした巨大なアートを描きました。

あんなに大きなものを描くのは初めてでしたが、分割したパネルを後で合体させて壁画にするスタイルだったため、床にパネルを置いて普段通りに描くことができたので、スムーズに完成させることができました。

その後、Agnes portuguese bake shop 東京店に、フラガールの壁画を描く機会もいただきました。こちらは通常と異なる、立って描くスタイル。

最初は不安でしたが、鉛筆で下絵を描いていくと「意外と大丈夫かもしれない!」というポジティブな気持ちになり、無事に満足いただけるものを完成させることができました!カカアコにある壁画アートのように、人を圧倒させるようなものにいつかチャレンジしてみたいですね。

あと、ゆくゆくは個展を開催したいです。変なこだわりがあって、自分の中で「これだ!」と思えるタイミングを待っているところです。来年は10周年なので、いいタイミングかもしれません。

 

HLC 個展の開催が今から待ちどおしいです!ありがとうございました。

 

【Profile】
2009年よりハワイアン、タヒチアンを主体とするイラストを描き始める。独特のトロピカルな南国的女性の作品が支持され、ショップやスタジオのロゴ、イベントポスターのデザインなどを手掛ける。コラボ商品も多数展開し2016年度よりハワイ・オアフ島で販売を開始している。
Instagram @tropical_mightysu
Facebook @mightysuart
オフィシャルサイト http://www.mightysu.com

【information】
①Coco&K. コラボデザインバッグ2018発売予定
https://www.coco-k.jp/

②Fenua Lei オンラインショップでのコラボアイテム3月より続々発売予定
https://www.fenualei.com/

③4月12日(木)~15日(日)Hawaiian Craft Art Market 2018 出店
4月14日(土)・15日(日)限定 塗り絵ワークショップ開催予定
http://hcamkt.com/

④4月29日(日)・30日(月・祝)Locomoco Sunset Feel The Mana 2018 出店
http://locomocosunset.com/

⑤5月26日(土)・27日(日)Wooky Lucky Happy Exibition 2018 in Monkey Cafe 代官山 出店

【編集後記】
イラストのロコガールから感じる魅力は、マイティ・スーさんが考える女の子の理想像を、心を込めて描いてるからこそにじみ出るものなんだなと思いました。イラストの通り、とってもキュートなマイティ・スーさん!一ファンとして、これからもキュンとさせてもらえるイラストを心待ちにしています!