
Aloha! HLCスタッフのMACHAです。
人気の連載コラム「Body Making for Hula」。フラダンサーのために考えられた12のトレーニング法を、ハレ・オハナの坂本律子先生指導のもと、毎月1つずつご紹介していくコーナーです。
これまでの掲載記事はこちら↓
Step1 姿勢のチェック>>
Step2 インナーマッスルを働かせる>>
Step3 骨盤の前後の傾きを整える>>
今回は、頭の位置を整えるエクササイズをご紹介します。
Step4 頭の位置を整える
Step1>>で姿勢のチェックをした時に、横から見た写真で、頭(耳)の位置が線より前や後にずれていませんでしたか? そのずれを整えていきましょう。どちらにずれているか分からない場合は、両方行ってくださいね。
◆頭が前にずれているタイプ
Step1>>の横向きの写真で、耳の●印が線より前に出ている人は、猫背やストレートネックの傾向にあります。首を反らせる運動を行いましょう。
※肩こりがある人や肩こりからくる頭痛がある人にもおすすめです。
いずれも1セット5〜10回程度、1日に3セットほどを目安に、できる範囲で行いましょう。
【Lesson】首を反らせる
●いすに座り、両手で首の後ろの骨を触ります。首のつけ根から骨を1つずつそらしていくイメージでゆっくりと頭を後ろに倒します。
●この動きをすると首の上半分の骨が奥に入り込んでいくように感じます。そうならない場合はあごを上に引き上げるようにしましょう。


※痛みが出たらすぐに運動をやめてください。医師から首をそらすことを禁じられている人は絶対に行わないでください。
◆頭が後ろにずれているタイプ
Step1>>の横向きの写真で、耳の●印が線より後ろに出ている人は、お腹や背骨に寄りかかっている印象があり、肩甲骨が浮き出ている傾向にあります。お腹が出ているという悩みを持っている場合も多いでしょう。背筋を伸ばす運動を行います。
※フラのレッスン中「あごを引くように」と注意される人にもこの運動がおすすめです。
いずれも1セット5〜10回程度、1日に3セットほどを目安に、できる範囲で行いましょう。
【Lesson】背中を伸ばす
●いすに座った状態でも、立位でも構いません。大きな風船を抱えるようなイメージで、両手を胸の前で組みます。風船が膨らんでいくイメージで両手を前に押し出しましょう。
●背中が丸くなるように動き、これ以上背中が伸びないというところでゆっくりと呼吸をしながら30秒ほどキープします。

いかがでしたでしょうか。
首をまっすぐに保つことは、美しい姿勢のためだけでなく、肩こりや頭痛の改善にも有効ですよ。仕事や家事の合間にもできるので、同じ姿勢が長時間続いた後などに行ってみてください。
次回は肩の左右差を解消する方法についてご紹介します。
Mahalo!
監修:坂本律子
ハレ・オハナ代表。理学療法士。日本コア・コンディショニング協会認定マスタートレーナー及びひめトレ・インストラクター。「フラのための体づくり」を考案し、多くのフラダンサーをサポートしている。
https://haleohana.jp/
