【ハワイに住もう】ペットを連れていくには半年前から準備を!ハワイのペット事情とは
- 2017/09/09

ワイキキの街中や、トレッキングコースなどですれ違うペット達。やはりハワイでも多くの動物が家族として一緒に暮らしているようです。しかし、やはり国が異なればまたペットにも違いがあるのかもしれません。

第7回の『ハワイに住もう』はハワイのペット事情がテーマ。ハワイ在住ライター・相原光さんに、旅行の際にペットを連れてくる際の注意点なども含め、書いていただきました!

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人気のペットは犬と猫

アメリカで人気のペットといえばなんといっても。ハワイも例外ではなく、実に多くの人が犬を飼っています。日本に比べると大型犬の人気が高く、ここ数年の人気トップ3は、ラブラドールレトリバー、ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバー。

戸建て住宅は日本に比べて敷地が広いので、犬は屋外で飼うのが一般的。番犬としての役割も果たしています。一方、都市部のコンドミニアムなどは住居スペースが限られているので、室内で小型犬を飼っている人もたくさんいます。

犬に次ぐ人気のペットは。環境によって異なりますが、全体的にみると室内飼いよりは屋外で飼っている家が多い気がします。

統計をとったわけではないのですが、大型犬、小型犬、犬猫を問わず、複数を飼育する多頭飼いが主流のようで、この傾向は田舎に行くほど強くなります。(ペットの数には制限有)

あとハワイの田舎生活に欠かせないのが“weed eater”。日本語だと「草刈り係」と訳せばよいのでしょうか。庭の草刈り用に、ヤギや羊、ロバ、牛、馬などを飼っている家がたくさんあるのです。

我が家では、臨家のヤギをときどき借りてきます。ヤギ一頭でもかなりの草刈り力で助かっております。

ハワイならではなのが、ペットの名前。ペットにハワイ語の名前をつける人がとても多いのです。先ごろ発表された「ハワイで人気のペットの名前ランキング」では、9位にホク(ハワイ語で星)、10位にコナがランクインしていました。
【参考:Hawaii News Now

ハワイの海で愛犬とお散歩なんて、楽しそうだなあと思いますが、じつは犬OKのビーチは極めて少ないのです。リーシュを付けずに犬と遊べるビーチはごく僅か。リーシュ付きでも入れないビーチがほとんど。

一方、犬を放して遊ばせることができるドッグパークは各地にあり、人気があります。

 

ペットのことならヒューメイン・ソサエティ

ハワイで犬を飼うときは、日本と同じく登録が必要です。生後4か月以上の犬は、カウンティが発効したライセンスタグの着用が義務付けられています。ホノルル・カウンティの場合、費用は2年で10ドル。去勢していない犬は28.50ドルになります。

オアフ島では猫も登録が必要です。(※登録料金はカウンティによって異なります)

また、マイクロチップの装着も推奨されており、こちらの費用は20ドルほど。ただし、州外からペットを連れてくる場合は、マイクロチップの装着が必要になります。
【参考:Hawaiian Human Society

こうした手続きに関しては、ヒューメイン・ソサエティが詳しい情報を提供しています。

「ヒューメイン・ソサエティ」とは、動物の保護を行っている非営利団体。日本でいうところの動物愛護協会にあたります。オアフ島の「ハワイアン・ヒューメイン・ソサエティ」は、1883年設立。なんと百年以上の歴史がある団体なのです。

ハワイにはそれぞれの島に独立したヒューメイン・ソサエティがあり、野良犬・野良猫の保護や、里親探し、去勢手術、マイクロチップの装着、犬の登録など、さまざまなサービスを提供しています。

ハワイでは「ペットがほしくなったらヒューメイン・ソサエティ」というのが当たり前。保護犬・保護猫をペットにするのはごく一般的です。

※ペットに関する法律はカウンティごとに異なる場合があるので、下記のサイトをご参照ください。
【参考:オアフ島のハワイアン・ヒューメイン・ソサエティ
【参考:ハワイ島のハワイアイランド・ヒューメイン・ソサエティ

 

検疫が厳しい

ハワイ州は、アメリカの中でも動物検疫が厳しい州。ハワイはアメリカで唯一狂犬病が発生していない地域に指定されていることもあり、動物の出入りをとても厳しく管理しています。

日本からハワイに犬・猫を連れてくることは可能ですが、手続きはけっこう面倒で時間がかかります。ハワイ入国の半年くらい前から準備を始めた方がよいと思います。

我が家もニューヨークからハワイに猫2匹を連れてきたのですが、2回の予防接種、血液検査、マイクロチップの装着、健康診断などが必要でした。

準備は大変でしたが、到着後はすぐに連れて帰ることができました。到着が遅い時刻だと、翌日までピックアップすることができないので要注意。入国条件を満たしていないと、最長120日間係留されてしまいます。

検疫についての規定は随時変更されるので、動物検疫所に必ず確認を。
【参考:State of Hawaii Animal Industry Division

 

ハワイで飼えない動物

ハワイでは一部の動物の輸入や所有が法律で禁じられています。違反すると最高50万ドルの罰金または3年以内の服役が課されることに。ハワイの環境や農業に影響を及ぼす可能性のあるものは厳しく禁じられています。

なぜこれほど厳しいのかというと、天敵のいないハワイに輸入され、爆発的に繁殖してしまい、在来の動植物に大きなダメージを与えている例がたくさんあるからです。

アメリカ本土や日本ではペットとして人気のある動物でも、ハワイでは違法になる場合がある多々あります。すべてを挙げると膨大なリストになってしまうのですが、ちょっと変わったペットを飼いたい場合は、まず確認を。

日本人には意外かもしれませんが、ヘビやトカゲなどの爬虫類や、カエルなどの両生類は禁止です。魚や鳥も、禁止されている種がけっこうあります。

ハワイには元々ヘビがいないので、なんとしてもヘビを入れないよう尽力しています。とはいえ、爬虫類愛好家が多いのか、年に数回はヘビ捕獲のニュースを耳にします。
【参考:禁止動物リスト

 

アロハを届けるハワイのセラピードッグ

日本に比べるとアニマルセラピーが盛んなせいか、ハワイの病院では犬の姿が当たり前なのだそうです。先日取材した、ホノルル在住のスエノブ・ユミコさんの愛犬、ロキシーは、セラピードッグとして活動中。小学校や、大学、病院などを定期的に訪問しています。

ロキシーはとても穏やかで賢くて、一緒にいるだけで幸せな気持ちになりました。

セラピードッグになるには、まずしつけのトレーニングを受けてから、専門のクラスに進みます。試験にはいろんな項目があり、すべてをクリアして、晴れてライセンス獲得に。

ユミコさんは闘病中にヒューメイン・ソサエティでロキシーと出会い、里親となりました。今ではすっかり立派なセラピードッグになったロキシーは、たくさんの人にアロハの心を届けています。

ユミコさんのブログ
https://ameblo.jp/youme-roxy/
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相原光
ハワイ島在住フリーランスライター兼SUSHI屋のおかみ。群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年ハワイ移住後、ハワイの文化歴史や美容・健康・レストラン・スポーツ・ビジネス・音楽・アート・農業など、あらゆる分野で記事を執筆。ハワイの著名人へのインタビューは百名を越える。2012年に夫婦で持ち帰り寿司店をオープン。ライターとして活動しつつ、寿司屋のおかみとしても格闘中。

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ブログ
http://ameblo.jp/hikaruhawaii/