【Aloha Interview Vol.84】ウクレレプレーヤー/名渡山遼さん
- 2017/07/27

2016年、ハワイのグラミー賞といわれるナ・ホク・ハノハノ・アワード最優秀インターナショナル・アルバム部門を若干23歳で受賞した名渡山遼さん。同年、メジャーデビューを果たし、今後の活躍が注目されています。“ウクレレの魅力を語り出したら何時間あっても足りない”という彼に、これまでの歩みと今後の夢についてうかがいました。


HLC 23歳という若さでナ・ホク・ハノハノ・アワードを受賞されましたが、ウクレレは何歳から始められたのですか?

――小学校6年生(11歳)の夏休みからです。家族でハワイ旅行に行き、父が買ったウクレレをホテルでずっと弾いていたら音色の虜になってしまいました。それまでは友達とサッカーや野球をするなど外で遊ぶことが多かったのですが、その旅行をきっかけに、家に引きこもってウクレレを弾いてばかりいるように。そのまま現在に至っています(笑)。

 

HLC  本当にウクレレに魅了されてしまったのですね。

――元々音楽を聞くことは好きだったのですが、自分の手から音楽が生み出されるという感覚が嬉しくて新鮮でした。それから独学でウクレレを勉強。実はもともと楽譜を読めたわけではないので、譜面を見ながら弾くのではなく、耳で聴いた曲をそのままウクレレで演奏するというスタイルでやってきました。

 

HLC 聞いただけで弾けるなんてすごいですね!オリジナルの曲も発表されていますが。

――初めてオリジナル曲を作ったのは15歳の時です。ジェイク・シマブクロさんに影響を受けて、彼のように言葉にメロディーを乗せて作りました。1曲目を生み出すまでには大きな壁がありましたが、一度乗り越えてしまえば楽しくなり、それから2曲、3曲と作るように。今はピアノやギターを弾きながら作ることもありますが、自分の音楽にはウクレレありきなので、必ずウクレレでアウトプットしますね。

 

HLC ハワイのグラミー賞といわれる「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」を受賞してから、ご自身の中で変わったことはありますか?

――ハワイに対する感謝の気持ちが強くなりました。これまではただ一方的にウクレレが大好きなだけでしたが、ナ・ホクを受賞した時、“ハワイとウクレレがなかったら僕の人生は全く違った方向に進んでいた。今こうしてよい方向に向かって進んでいるのはハワイのおかげ”と強く思いました。

 

HLC ハワイではいつもどのように過ごされているのですか?

――ひたすらウクレレショップ巡りをしています。渡航前から各ショップに連絡をして、ハワイに行ったら入り浸り(笑)。そして、現地のミュージシャンが開催するパーティに行ってセッションするなど、ウクレレ一色ですね。自分にとって、ハワイはウクレレそのものです。

 

HLC いわゆる観光はしないのですか?

――一通りはしました。ダイヤモンドヘッドやココヘッドに登ったり、ハナウマ湾やカイルアビーチに行ったり。ハワイの大自然を感じる場所に行くと、そこでインスピレーションを受けて新しい曲ができたりします。ウクレレをどこで弾きたいかと聞かれたら、やっぱり海で。でもハワイはどこへ行ってもとにかく気持ちがよいですね。

 

HLC  ウクレレビルダーでもあるとうかがいました。

――実は、演奏するウクレレは全部自分で作っています。中学1年生からウクレレ製作をはじめました。なので、ハワイに行ったらウクレレの工場を巡ったりもしています。子どもの頃から物作りがすごく好きで、小学生の頃は毎日何かを作っていました。大好きな物作りとウクレレが結びついたのでしょうね。

今は仕事でウクレレを弾き、休みの日もウクレレを弾きという毎日。しかもいろいろなことを考えながら弾いています。ウクレレを作っている時は何も考えずに無心になっているので、リフレッシュになります。今後もずっと作り続けていきたいですね。

 

HLC 話は変わりますが、今日本でウクレレを楽しむ方が増えてきているように思います。

――ウクレレは手軽で楽しい。メジャーになるのは時間の問題だと思います。若手のウクレレプレーヤーもどんどん出てきて、今後ますます盛り上がりを見せていくのではないでしょうか。僕たちが先輩方に近づけるように、そしてオリジナリティを出せるようにとやってきたように、これからの子達にも僕たちの活動を刺激にしてもらって、なおかつ自分なりのオリジナリティを出してやっていく。そんなプレーヤーが増える10年後、20年後が楽しみです。

 

HLC そうですね。名渡山さんの今後の夢や展望について教えてください。

――ウクレレが大好きで、話し始めると何時間あっても足りないくらい。もっと多くの人にウクレレの魅力が伝わって欲しいと心から思っています。今後は趣向を凝らしてウクレレや音楽の楽しさを伝え、ウクレレの輪を広げる活動を積極的にやっていきたいですね。また、ナ・ホクを受賞したので、次はグラミー賞のステージに立ちたいという思いがあります。音楽をもっともっと勉強し、作曲活動やアーティスト活動を積極的にして、世界的に活躍できるようになりたい。“ウクレレといえば名渡山遼”と言われるくらいに。

 

HLC ありがとうございました。

 

【Profile】
なとやま・りょう 1993年生まれ。小学6年生の夏休みのハワイ旅行でウクレレに出会い、弾き始める。14歳の頃にはハワイのウクレレプレーヤーのオープニングアウトを務め、2010年にはジェイク・シマブクロのジャパンツアーに出演。2015年に発売した4thアルバム『UKULELE SPLASH!』が、2016年ハワイのグラミー賞といわれるナ・ホク・ハノハノ・アワード最優秀インターナショナル・アルバム部門を日本人として最年少で受賞した。同年メジャーデビューアルバム『Made in Japan,To the World』を発表。愛用のウクレレは全て自作しているというウクレレビルダーでもある。

Official website : http://ryonatoyama.com/
Official twitter : https://twitter.com/ry0ukulele
Official Facebook : https://www.facebook.com/natoyamaryo/
Official Instagram :https://www.instagram.com/ry0ukulele/

★ウクレレ部
名渡山遼がホストとなって、ウクレレの魅力をたくさんの人に知ってもらうためのYouTube番組「ウクレレ部」の第1回が公開中!
課題曲をすぐに弾けるようになる「ウクレレ講座」。ウクレレ&ハワイにまつわるスペシャルなゲストを迎える「ゲストコーナー」。ウクレレシーンを支える皆さんを紹介する「サポーターズ」など、ウクレレ、ハワイの話題が満載です!ウクレレを楽しく広めるためのチャンネル「ウクレレ部」、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UC79dbSl6ykf4q-A0rQ1Ws7A

★ライブ情報
7/29(土) FUJI ROCK FESTIVAL’17  Gypsy Avalonステージ
7/30(日)UKULELE PICNIC YOKOHAMA 2017
8/5(土)WACCA池袋 ハワイアンミュージックライブ
8/12(土)木村 大&名渡山 遼 GuitaLele4×6 名古屋公演
8/13(日)木村 大&名渡山 遼 GuitaLele4×6 大阪公演
他多数

★ニューアルバム
『Home Away from Home”HAWAII”』6月26日リリース
全16曲/2500円

【編集後記】
“ウクレレ大好き少年がそのまま大人になった”という印象の名渡山さん。プロとしての意識を高く持ちながらも、人懐っこい笑顔に親しみがわきます。まだ23歳ということなので、今後の活躍が本当に楽しみです!

 

MACHA