【Aloha Interview Vol.81】PLAN Zオーナー/Yuriko Galuraさん
- 2017/04/27

ハワイにマネージメント会社PLAN Zを設立し、在住デザイナーやアーティストを支援するYuriko Galuraさん。Hawaii Lifestyle Clubにも今まで数々の魅力的なアーティストを紹介してきてくれました。メンバー一同「ユリコさん」と呼んで慕っている彼女に、ハワイの魅力やその活動について伺いました。


HLC 改めて伺いますが、ユリコさんはどんなお仕事をしているんでしょうか?

――何でも屋さんですね(笑)。コーディネーションしたり、通訳したり、色々なことをやりすぎて自分が何をしている人かわからなくなってきています(笑)。

HLC 確かに、いつもパワフルに働かれているイメージです!

――でも軸として「ハワイの役に立ちたい」という気持ちがあることは変わりありません。「自分はこうだから」と頭から決めつけずに、人から頼まれたことに対して「私にもできる」と思うか「ちょっと無理かな」と思うのか、その都度判断して仕事をしています。

新しいことにチャレンジして、交友関係を広げて、自分も日々成長していく。具体的な仕事にはつながらないことも多いけれど、人とつながっていくことはハワイではとっても大事だと思っています。

色んな人と関係を築くからこそ、様々な仕事が舞い込んでくる。それはハワイの狭さも理由の一つだと思います。この狭さは、人によっては窮屈に感じられるかもしれないけれど、私はこの狭さが心地いいですね。どこで誰と会っても話をして楽しめる。私にはこの島の雰囲気がすごく合っているなと感じています。

HLC 「ハワイの役に立ちたい」と思うユリコさんにとって、ハワイの魅力は何でしょう?

――たくさんありますが、、、好きな場所は「ダイヤモンドヘッド」ですね。一人で登るときもあるし、友達同士でお喋りしながら、また旦那さんと語り合いながら登るときもあります。往復で1時間ぐらいの距離なので、ちょうどいいんです。

実は、特に人生につまずいているときによく行くんです(笑)。ダイヤモンドヘッドのくねくねした道や闇に包まれるトンネル、立ちはだかる階段は人生みたいだなと感じます。登りつめた最後に、頂上で目の前にわーっと広がるワイキキの景色を見れば、ちょっとすっきりして、帰り道は足取り軽く下りていけます。

身体を動かしながら自分を見つめ直したり、旦那さんと一緒に行って将来を語り合ったり。立ち止まって一人で考え込むよりも、ポジティブになれる気がします。私が元気になれる場所ですね。

HLC なるほど。観光地のイメージがすごく強かったのでなんだか新鮮です。

――観光でダイヤモンドヘッドを訪れる人はテンションが上がっているので、「登るぞー!」と意気込みがちですよね。でも、もっと周囲の景色に目を向けるのもオススメですよ。実はダイヤモンドヘッドって、変化が激しい場所なんです。

例えば、雨がたくさん降るとすぐ緑色になるし、晴れの日が続くと黄色になる。自然の移ろいが色濃く出る場所なんです。

「ハワイはずっと常夏!」なんてイメージをもたれがちですが、住んでいる立場からすると変化がたくさんあります。ダイヤモンドヘッドではそれが実感できます。緑色が黄色になっていたら乾燥しているなとか、風が強いなとか、身近に自然を感じられますよ。

ぜひ、そんな心構えでダイヤモンドヘッドに行ってほしいですね。きっと新しい景色に出会えるはず!階段を上りながら考えるメディケーション、そんなことを実践できる、自分を見つめ直す時間としてぴったりですよ。

HLC 今度実践してみます!ユリコさんが設立された会社、Plan Zとしての夢や目標はありますか?

――最近よく感じるのは、ハワイが前面に出なくとも、そのモノの良さだけで勝負できたらいいなと思っています。ハワイが前に出すぎると流行の変化によって、飽きられてしまうことがあるので。

私は、ハワイをプッシュするのではなく、ハワイに住んでいる人の才能を応援するのが役目だと思っています。なので、「アーティストのモノやデザインが素敵だから欲しい!」という流れをつくりたいんです。

それはアーティストにとってもいいことだし、ビジネスとしてももっと可能性が広がると思います。『このアーティスト好きだけど、調べてみたらハワイに住んでいるんだ』という風になってくれたらベストだと思っています。

目先の流行やハワイブームに左右されずに、先のことを見据えて、きちんとしたアーティストの確立やアートカルチャーを発展させていきたいなと。ハワイに対して「ダサい」や「安っぽい」、「クオリティが低い」といった先入観をもっている人も少なからずいますよね。

一方で、例えばニューヨークやカリフォルニアと聞くと、かっこいいイメージが先行しませんか?

 

HLC 確かに雑誌等でも取り上げられていますし、そのイメージは強いかもしれません……。

――特に日本はそういったイメージを大切にするので、ニューヨークやカリフォルニアのように新しいモダンなハワイのアートカルチャーを彼らの才能を通じて確立させていきたいですね。ハワイ在住のアーティストがハワイにまつわるモチーフじゃないものを描いても通用する、そんな文化を育て、活動の幅を広げる支援をしていきたいです。

HLC アートカルチャーを発展させるために、大事なのはどんな点でしょう?

――どこからどうやってそのアートが派生したのか、というストーリーだと思っています。秘められたストーリーに皆が共感することで好きになってくれるはず。私はそういった部分を伝えていければと思っています。

ただ、そう気づいたのは実は最近なんです。仕事をしていく中で徐々に考え方が変わってきました。やってきたからこそ分かることって本当にたくさんありますよね。だからいつも先を見つめて、このままでいいのかな?と自問自答しています。失敗することもありますが、初めての失敗は仕方がないと思っていますね。

でも2回同じ失敗をしてしまってはダメだなと。常に実践と検証を繰り返していますね。だからやりがいもあるし、うまくいったときは「よしっ」って自然とガッツポーズがでます(笑)!

 

HLC なんだかユリコさんらしいです(笑)!今後のハワイのアートカルチャーが楽しみです!どうもありがとうございました。

 

【Profile】
Yuriko Galura(ユリコ・ガルラ)
東京出身ホノルル在住。2008年ロサンゼルスのファッションスクールでファッションマネージメントを専攻し、2010年にハワイへ移住。2011年メードインハワイのファッション&アート産業をサポートしたいという思いから、ハワイ在住デザイナー&アーティストのためのマネージメント会社「Plan Z」をハワイで設立。ハワイ在住を生かした独自のネットワークとコネクションを使って日々精力的に活動中。
Plan Zのホームページ:http://www.planzhawaii.com

【編集後記】
いつも笑顔が素敵なユリコさん。お話しを聞いていて、どうしたらみんながハッピーになれるのかを、常に考えているんだなと感じました。いつもポジティブなユリコさんからたくさん元気をいただいているので、これからはハワイ・ライフスタイル・クラブもユリコさんはもちろん、誰かに元気を与えられる存在になりたいな、と改めて思いました。

 

NATSU