【Aloha Interview Vol.57】プロフラダンサー/アリアナ・セイユ
- 2014/12/15

20141215_aliana

クムフラである母のもと、3歳からフラを学び、ミスハワイUSAとミス・アロハ・フラの称号をもつアリアナ・セイユさん。日本での公演も多く、数多くのファンをもつ彼女に、フラを通しての今後の展開などについてうかがいました。


20141215_aliana2

HLC アリアナさんにとってフラを踊る目的は何でしょうか。

――最大の目的の1つは、様々な場所でフラを活躍させることです。先日のフジロックフェスティバルでは、ビギンの演奏で「涙そうそう」を踊りました。フジロックのメインステージであるグリーンステージで、沖縄とハワイのコラボレーションをお客さんに見ていただけたのは素晴らしいことです。このようなフラをもっと広めていきたいと思っています。フラは様々な音楽で踊れますし、見る側も楽しめるダンスですから。

 

HLC 最近力を入れていることは何ですか?

――ダンスのレパートリーを増やすことです。先日タヒチでタヒチアンを習い、帰ってきたばかりです。基本はフラですが、それ以外のポリネシアンダンスに取り組んで創作を増やし、エンターテイメントとして提供できたらと思っています。

20141215_aliana3

 

HLC なぜタヒチアンを踊りたくなったのですか?

――ハワイアンはタヒチからやって来たといわれています。ペレが実際にボラボラ島から来て全てのハワイの島々を作ったという言い伝えがありますし、あるチャントにはペレの話が含まれています。ルーツに戻る感覚で、何が同じで何が違うのかを経験したかったのです。フラで使われるハワイ語には複数の意味がありますが、タヒチアンも同じでした。それに、本だけではなく、直接タヒチに行って勉強をしたかった。タヒチの人々と同じ空間に住んで、同じように感じ、同じポリネシア人としての関係をつなぎたかったのです。

 

HLC 現在日本とハワイで活動をされていますが、他の地域でも予定はありますか?

――スペインや、ハワイフェスがあるロンドンなどにも興味があり、日本と同じように活動したいと思っています。これらの地域に市場があるかどうか分かりませんが、数年前にはスペインで踊る機会があり、とても歓迎されたことがあります。また、バリでヘイバが行われるという情報があります。バリにもフラ市場があると思いますので、トライしてみたいです。

 

HLC ソロ公演にも力を入れているとか。

――今年はソロでのショーを始めて3年目になります。とてもよい機会をいただいており、自分にとってこれはチャレンジでもあります。アーティストの方ですとソロの演奏はよくされると思いますが、ダンサーにとってソロは難しいものです。コスチュームや振り付け、照明などで雰囲気を作らなくてはなりません。今後もソロ公演を継続してもっと多くのお客様に見ていただきたいです。

 

20141215_aliana4

HLC ソロショーの時の音楽はどうしていますか?

――ミュージシャンを起用しています。今年はハワイアンのキモさんと日本人のカウラナ・トヨさんです。カバー曲やタヒチの曲を母イワラニやサンディーズフラスタジオのダンサーの方々と一緒に踊ります。先日の8月23日に行いました。事前のワークショップに参加していただいた150名のお客さんたちと一緒に踊る機会も設けました。

 

HLC 目指すところは何ですか?

――ハワイには「アンダー40」という制度があります。ハワイではとても大きいイベントで、例えば優秀な家族ビジネスなど、決められた分野での40歳以下の優秀な実業家が選ばれ、表彰されます。今30歳ですので、この先10年の目標です。ビジネスはまだ勉強中ですが、フラやハワイの文化をシェアすることでこの10年間どのように展開していこうかと考えています。

20141215_aliana5

 

HLC 具体的にはどのようなことを考えていますか?

――これまでの10年間で培ってきたことを、人に教えていくという段階になってきたと感じています。もう少し落ち着いたら、本拠地のハワイで、フラをビジネスにすることも考えています。クムフラである母が4年前にリタイアをして、ダンススタジオを閉めました。姉は母のダンススタジオを継ぎませんでしたが、2人でエンターテイメント全般を学べるアカデミーをつくりたいと話し合っています。できればフラだけではなく、いろいろな種類のダンスを学べる場所です。

 

HLC ダンスの総合アカデミーといったイメージですね。素敵です。

――はい。そこはダンスだけでなく、化粧の仕方や花のつけ方も学べ、素晴らしいエンターテイナーを育てられる場所でありたいと考えています。ホノルル少年合唱団のように、歌と踊りも勉強できるような学校にしたい。姉はカメハメハスクールで舞台芸術ディレクターをしています。彼女は学術側で、私は実現する側になるので、両者がどうすればつながるのかを考えています。

 

HLC ありがとうございました。

 

【Profile】
母親であり、著名なクムフラ、イワラニ・セイユのもとで3歳よりHulaを始める。10年以上に渡り、ナレオのメイン・ダンサーを務める。“美”(ミスハワイUSA)と踊り(メリーモナークフェスティバル)の2冠を持つのは彼女だけ。1999年ミス・ハワイ・ティーンUSA、07年メリー・モナーク・フェスティバル ミス・アロハ・フラ部門 1st Runner Up、08年メリー・モナーク・フェスティバル ミス・アロハ・フラ部門 3rd Runner Up、09年ミス・USA ハワイ。